北朝鮮の学校で成績順クラス編成、1組目指し親が家庭教師や先生へ金品も
北朝鮮北東部の恵山市で、学校が生徒の成績ごとにクラスを分ける制度を行っています。子どもを1組に入れようと、家庭教師を雇ったり教員に金品を渡したりする親が現れています。
元のニュース:Daily NK(北朝鮮)(2026年11月3日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
北朝鮮北東部にある恵山市の学校で、子どもの成績によってクラスを分ける制度が続いています。
ここでは日本の中学や高校にあたる学校で、勉強が一番できる子を1組、次を2組、点数が低めの子を3組に集め、音楽や体育が得意な子は4組にまとめています。
クラスは固定ではなく、テストの成績の変化に合わせて上下に入れ替わる仕組みです。
国内には選抜制のエリート校もありますが、ふつうの学校でも大学に入るときに有利な1組をめぐって激しい争いが起きています。
点数を上げようと親が家庭教師をつける一方、お金に余裕のない家は手が届かず、教育の不平等を心配する声も聞かれます。
さらに一部の親は先生にお金を渡して1組に入れてもらえるよう頼み込んでおり、行きすぎた競争に現地の消息筋も苦々しい思いを漏らしました。
ドヤ塾、本日の授業

先生、平等を掲げる北朝鮮の学校で、「点数が高い順に1組・2組・3組」って露骨にクラス分けするって本当ですか!? 日本の学校なら大炎上ですよ!

事実じゃよ。両江道恵山市の学校で、学力ごとに分ける「優劣クラス」制度が運営されておるんじゃ。しかも毎学期の成績で入れ替わるから、常にクラス落ちのプレッシャーと戦う羽目になる。

適性指導の建前もなしに純度100%の学力順ですか! 自分の組を名乗るだけで順位がバレる上に、毎学期がサッカーの入れ替え戦なんて胃が痛すぎますよ…。

ところが4組だけは別枠での。国家が必要とする専門の芸術家や選手を育てるため、音楽や美術、体育に秀でた生徒を独立して集めておるんじゃ。

一芸特化ですね! でも北朝鮮って、優秀な生徒は特別なエリート校へ行く仕組みじゃなかったでしたっけ?

秀才を集める「第1中学校」という英才学校がある。じゃが一般校でも、大学進学や卒業後の進路で有利に立つため、激しい学業競争が起きておるんじゃ。

最高学府の金日成総合大学を目指すなら、一般校でも1組に入りたいわけですね。となると、親も黙ってないんじゃ…?

うむ。裕福な家庭は子どもに家庭教師をつけて成績を底上げする。じゃが余裕のない家庭は手が出せず、教育の不平等が心配されておるんじゃ。

親の経済力がそのままクラスの数字に直結するわけですね。しかも一部の親は、先生に金品まで渡してるって本当ですか?

何としても1組に入れようと、教員に金を握らせて便宜を頼み込む親もおるそうじゃ。現地の関係者も「親が神経を使いすぎて苦々しい」とため息じゃよ。

点数を上げる前に、大人の裏ワザで席を買おうとしてますね! 勉強させたいのか袖の下を教えたいのか分かりませんよ…。

子を思う親心の暴走じゃな。社会の看板がどうあれ、進路の競争が過熱すれば親がエスカレートするのは万国共通の縮図かもしれんのう。

大人の世界はシビアですね…。先生、ぼくも何か好物を差し入れしたら、1組に配属してもらえたりします?

…誰が袖の下で動くか! ワシを恵山市の先生と同じ目で見とるじゃろ!
ついでに知りたい北朝鮮


- 首都
- 平壌市
- 人口
- 約2,642万人
- 言葉
- 文化語・朝鮮語
- お金
- 北朝鮮ウォン
- 時差
- 日本と同じ(夏時間は除く)
- 1
恵山市は冬の寒さが非常に厳しく、平年値の1月の日最低気温は氷点下22度以下に達します。
- 2
両江道と中国の境にある白頭山の山頂には、直径約4kmの巨大なカルデラ湖「天池」が広がっています。
- 3
両江道にそびえる白頭山は標高2,744mで、朝鮮半島と中国東北部の最高峰です。
- 優劣クラス
- 生徒の学業成績によって学級を分ける制度。成績優秀者を1組、中位を2組、低位を3組のように編成する。
- 第1中学校
- 北朝鮮各地にある、成績が特に優秀な生徒を選抜して英才教育を行う公立のエリート校。
この記事の出典と参考資料
- Daily NK(北朝鮮)(2026年11月3日)
- Education in North Korea (Wikipedia英語版)(en.wikipedia.org)
- Kim Il Sung University (Wikipedia英語版)(en.wikipedia.org)
- 恵山市 (Wikipedia日本語版)(ja.wikipedia.org)
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