ボツワナで鉱山を取材してきたベテラン記者、抽選で本物のダイヤ当てる

アフリカ南部のボツワナで、長年ダイヤモンド鉱山を取材してきたベテラン記者が夕食会の抽選で本物のダイヤを当てました。鉱山を巡りながらも「実物を見るのは初めて」と喜んでいます。

元のニュース:The Voice Botswana(ボツワナ)(2026年10月30日・外部サイト)

未加工のダイヤモンド原石(イメージ)(イメージ)ボツワナ
未加工のダイヤモンド原石(イメージ)(写真はイメージです)写真: Shieldforyoureyes Dave Fischer / Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0・トリミング)
STEP 1

まずは、ざっくりニュース

アフリカ南部のボツワナで、ラジオ局のベテラン女性記者が、長年にわたり鉱業のニュースを取材してきました。

2026年10月26日、彼女は大手鉱業会社が協賛する全国ビジネス会議の夕食会へ、いつもの取材に出かけました。

すると会場で、国の独立60周年を祝う抽選会が行われ、彼女に本物のダイヤモンドが当たったのです。

彼女はこれまで国内のいくつもの鉱山を回ってきましたが、実はダイヤモンドの実物を見るのは今回が初めてでした。

女性記者は「それまで知っていた宝石は、28年前に生まれた娘のルビーだけでした」と笑って語りました。

鉱業会社の代表や出席者からも、長年取材を続けてきた彼女への思いがけない幸運に、笑顔や驚きの声が上がりました。

女性記者は石の価値を秘密にしながらも、国民に情報を届けるため働く仲間の記者たちにこの幸運を捧げると喜んでいます。

STEP 2

ドヤ塾、本日の授業

ポカン君
ポカン君

先生、鉱山を何年も取材してきたベテラン記者が、夕食会の抽選で本物のダイヤを当てるって…取材先でそんな豪華すぎる景品が当たるなんてことありますか!?

ドヤ先生
ドヤ先生

日本の立食パーティーで当たるのは、せいぜい商品券か高級トースターじゃがな。なんせボツワナは、ダイヤモンドの産出額が世界トップの資源大国じゃからスケールが違うわい。

ポカン君
ポカン君

景品の格が違いすぎますよ! でも長年いくつもの鉱山を回ってきたのに、本物のダイヤを見るのがその晩初めてだったって、どういうことですか?

ドヤ先生
ドヤ先生

鉱山を取材しても、原石をホイホイ触らせてはくれんのじゃ。ボツワナには宝石保護法があって、許可なくダイヤの原石を持ったり売買したりすることが法律で厳禁なんじゃよ。

ポカン君
ポカン君

なるほど、国の宝だから記者でも近寄れないんですね。だから『それまで知っていた宝石は娘のルビーだけ』なんて名言が出たんだ。

ドヤ先生
ドヤ先生

うむ。女性記者は『娘こそが私のダイヤモンドじゃ』と信じて、28年前にルビーと名付けたんじゃよ。

赤く輝くルビーの原石(イメージ)
赤く輝くルビーの原石(イメージ)(写真: W.carter / Wikimedia Commons・CC BY 4.0)
ポカン君
ポカン君

赤くてゴツゴツしてて、氷砂糖みたいですね! でも『娘は私のダイヤ』と思いながら『ルビー』って名付けちゃうあたり、お母さんの宝石への憧れがダダ漏れで最高です。

ドヤ先生
ドヤ先生

じゃな。1966年に独立したボツワナは、1960年代後半には年間の1人あたりGDPが約70米ドルという世界最貧国のひとつじゃった。それが1967年のダイヤ発見から劇的な経済成長を遂げたんじゃ。

ポカン君
ポカン君

年70ドルから大逆転ですか! いまや鉱業が国の歳入の約40%を支えてるそうですし、まさに国をまるごと救った奇跡の石ですね。

ドヤ先生
ドヤ先生

その通りじゃ。その独立60周年を祝う席で、鉱業大手がダイヤをプレゼントしたのは何年ぶりという超レアな出来事だったそうじゃよ。

ポカン君
ポカン君

いつも他人のスクープを追っている特派員が、一晩で自分がニュースの主役になっちゃうなんて最高の一撃ですね。

ドヤ先生
ドヤ先生

女性記者は『働くすべてのジャーナリストに捧げる』と語っておる。…ただ、石の値段だけは『今のところ秘密』と笑って隠しておるのが実にリアルじゃがな。

ポカン君
ポカン君

『仲間に捧げます』って言いつつ、ダイヤの値段だけは絶対に教えないあたり、大人のしたたかさを感じて大好きです!

ドヤ先生
ドヤ先生

ふぉっふぉっ、楽しいクリスマスになりそうじゃな。…よし、ワシも今夜の福引きで、ダイヤに負けん高級トースターを当ててくるぞ!

ポカン君
ポカン君

先生、あそこの1等はトースターじゃなくて『商店街の商品券500円分』ですよ。さっきから抽選券を握りしめて狙ってますよね?

ドヤ先生
ドヤ先生

…500円でもタダで貰えるなら、ワシにとってはダイヤモンドの輝きじゃよ。

STEP 3

ついでに知りたいボツワナ

世界遺産オカバンゴ・デルタの湿地と水路
世界遺産オカバンゴ・デルタの湿地と水路(写真: Joachim Huber / Wikimedia Commons・CC BY-SA 2.0)
オカバンゴ・デルタの水辺にたたずむアフリカゾウ
オカバンゴ・デルタの水辺にたたずむアフリカゾウ(写真: Diego Delso / Wikimedia Commons・CC BY-SA 4.0)
ボツワナの基本データ
首都
ハボローネ
人口
約248万人
言葉
英語
お金
プラ(1プラ=約11円。2026年10月の目安)
時差
日本より7時間遅い(夏時間は除く)
  1. 1

    通貨名「プラ」は現地の言葉で「雨」という意味です。乾燥地帯のボツワナでは雨が最も貴重なため、幸運や祝福を意味する言葉でもあります。

  2. 2

    ボツワナのオカバンゴ・デルタは、海や湖に注がずに砂漠の中で消滅する世界でも珍しい湿地帯で、世界遺産の1000件目に登録されました。

  3. 3

    北部のチョベ国立公園はアフリカゾウの大規模な群れで有名で、地球上で最も密集したゾウの生息地のひとつとして知られています。

ことば解説
デブスワナ(Debswana)
ボツワナ政府と世界的大手デビアス社が折半出資する合弁鉱業会社。世界トップクラスの産出額を誇り、国の政府歳入の約40%を支えています。
宝石保護法(ほうせきほごほう)
ボツワナで未加工のダイヤモンド原石(粗石)の無許可所持や売買を厳重に禁じる法律。密輸や不正取引を防ぐために厳しい罰則が定められています。

この記事の出典と参考資料

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