ペルーの国民的教育本「コキート」、100歳の作者の人生が実写映画に
ペルーで誰もが知る国民的な教育本「コキート」。読み書きを学ぶためのこの本を作った教師の人生が、実写映画として11月に公開されます。
元のニュース:El Comercio(2026年10月20日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
ペルーには、子供たちが読み書きを学ぶための「コキート」という国民的な本があります。
ラテンアメリカの多くの国で使われており、国の文化遺産にもなっているほどです。
今回、この本を作った教師エベラルド・サパタの人生を描いた映画の予告編が公開されました。
劇中では彼の幼少期や、教育に情熱を持つようになった出来事が描かれます。
また、文字を読めない人が多かった時代に、彼がどうやって教育の機会を切り開いたかも再現されています。
撮影は、彼が実際に教師として歩み始めた南部の町、アレキパなどで行われました。
映画は11月26日に国内の劇場で公開されます。
監督は「100歳になった著者は、今も本が使われているのを見ている。この映画は彼の粘り強さへのオマージュだ」と語っています。
ドヤ塾、本日の授業

先生、ペルーの国民的な教育本『コキート』を作った人の人生が、実写映画になるって本当ですか!?

うむ。11月に劇場公開される『コキート、ザ・ムービー』じゃ。すでに予告編も出ておるぞ。

教育本の作者の映画って、ずっと机に向かって執筆してるのを2時間見せられるんですか? さすがに睡魔との闘いになりそうです。

アクション映画ではないからのう。じゃが、この本が生まれたのには、社会を変えるほどの熱いドラマがあったんじゃよ。

社会を変えるって、ただの絵本じゃないんですか?

『コキート』が出版されたのは1955年。当時は文字を読めない人が多い時代で、彼が子供たちのために独自の教育法を作ったんじゃ。

えっ、じゃあそれまではどうやって勉強してたんですか?

アメリカやフランスの教育法を使っていたんじゃが、ペルーの子供には複雑すぎたんじゃな。この小さな黒板を見た給え。

昔の学校で使われていた、個人の小さな黒板じゃ。


うわ、マイ黒板! 木の枠がついてて、使い込まれた傷がいい味出してますね。天然のビンテージ加工じゃないですか。

彼も南部の町アレキパで教師として、どうすれば子供たちがもっと簡単に文字を覚えられるか、何年もかけて工夫を重ねたんじゃよ。

なるほど。つまり、生徒のために新しい教え方を見つけるまでの、泥臭いプロジェクトXみたいな話なんですね。

うむ。監督も『読み書きという解放の道具を作ることが、彼の最大の闘いだった』と語っておる。

『解放の道具』って、字が読めないと契約書で騙されたりしますもんね。ぼくも利用規約を読まずに『はい』を押して、よく痛い目を見てます。

おぬしのスマホの失敗と一緒にすな。じゃが、文字を読めることが社会で生きるための第一歩だったのは間違いないんじゃ。

でも、そんな昔の本が、今でも文化遺産になるくらい使われてるってすごいですね。

しかも、作者のエベラルドさんは今100歳で、自分の本が使われ続けているのを目の当たりにしておるんじゃ。

100歳! 自分が作った本が映画になるのを本人が見られるなんて、最高の生徒孝行じゃないですか!

ワシの教えも、いつか100年後の生徒に受け継がれていくとええのう。

そのためには、まず目の前の生徒を増やさないとですね。ぼく一人じゃ、ドヤ塾が映画化されてもエキストラで終わっちゃいますよ。

…コホン。まずは今日の復習からじゃ!
ついでに知りたいペルー


- 首都
- リマ
- 人口
- 約3,416万人
- 言葉
- スペイン語・ケチュア語・アイマラ語
- お金
- ソル(1ソル=約46円。2026年10月の目安)
- 時差
- 日本より14時間遅い(夏時間は除く)
- 1
アレキパは「白い都市」という別名を持ち、永遠の青空が広がる都市としても知られています。
- 2
アレキパは1540年8月15日に設立された都市です。
- 3
インカ帝国時代、タンボ川は「悪魔の宿」を意味する「イラクアルタンプ」と呼ばれていました。
- コキート
- 1955年に出版された読み方教育の本。当時の複雑な海外の教育法に代わり、独自の工夫で作られた。


