ボリビアの聖母祭、本番1か月前に37団体が練り歩く「最初の約束」
ボリビアの町サカバで、11月の祭りの本番に向けた「最初の約束」と呼ばれる行列が行われました。本番1か月前にもかかわらず37もの団体が参加し、通りを練り歩きました。
元のニュース:Opinión(ボリビア)(2026年10月18日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
ボリビア中部の町サカバでは、毎年11月に、守護聖人である「アンパロの聖母」をたたえる大切な宗教のお祭りが開かれます。
今年の主要な日は11月14日と15日ですが、現地ではその1か月も前から、本番に向けたパレードや宗教行事が何週も続きます。
すでに前週には子どもと学生のパレードが行われ、10月18日(日曜日)には本番へのカウントダウンの始まりとなる日を迎えました。
この日はまず朝から聖母の像が近くの町を訪れ、午前8時30分からの行列と教会でのミサで一日が始まりました。
続いて午後2時からは、最初のプレパレードにあたる「最初の約束」が開かれ、さまざまなダンスを専門とする37の団体が町の広場まで練り歩きました。
行事はさらに続き、翌週の10月25日にも先住民のパレードや、祭りの準備に伴う宗教・文化行事が予定されています。
こうして1か月前から数々の行事を重ねたあと、サカバの町は11月の本番に、毎年集まる団体や信者たちを迎えます。
ドヤ塾、本日の授業

先生、ボリビアの町でお祭りの本番1か月前に37団体がパレードしたって…リハーサルの段階で気合が入りすぎてませんか!?

リハーサルどころではないぞ。これはサカバという町で、11月中旬のアンパロの聖母祭に向けて行われる「最初の約束(プライム・コンビテ)」という由緒ある本気の儀式なんじゃ。

最初の約束! 運動会で言ったら、本番1か月前に全校生徒が衣装を着てグラウンドを行進してるようなもんですよ!

しかもパレードだけではないぞ。朝8時半に聖母像が隣町を訪問してミサを行い、午後14時からは37のダンス団体が墓地の近くから中心の広場まで通りを埋め尽くしたんじゃ。


うわあ、カラフルでド迫力の衣装ですね! でも1か月前からこんなに踊りまくって、本番まで体力もつんですか?

実は先週も子どもたちのパレードがあり、来週も先住民のパレードが控えておる。毎週のように町じゅうで踊り続けるんじゃよ。

先週も来週も!? まるまる1か月間ずっとお祭り騒ぎじゃないですか!

アンデスの人々にとって祭りは「1日で消費するイベント」ではなく、何週間もかけて共同体の信仰と踊りの情熱を高めていく神聖なプロセスなんじゃよ。

1回きりの打ち上げ花火じゃなくて、じっくり炭火を起こして熱気を高めていく感覚なんですね。

まさにそうじゃ。効率や手軽さばかり求める現代において、町全体が1つの信仰と伝統で結束するエネルギーは圧倒的じゃな。

たしかに、みんなで1か月かけて作り上げるからこそ、本番の感動もひとしおなんでしょうね。

うむ。町のみんなが主役になって熱狂する姿は、本当に素晴らしいものじゃよ。

でも先生、もし先生が37団体の中に入って一緒に踊ったらどうなりますか?

…最初の5メートルをステップ踏んだところで両足がつって、即座に担架行きじゃな。

先生の場合は聖母への約束の前に、日頃の運動不足を解消する約束をしてください。

耳が痛い! 明日から本気出すわい!
ついでに知りたいボリビア

- 首都
- ラパス・スクレ
- 人口
- 約1,224万人
- 言葉
- スペイン語・ケチュア語など37言語
- お金
- ボリビアーノ(1ボリビアーノ=約13円。2026年10月の目安)
- 時差
- 日本より13時間遅い(夏時間は除く)
- 1
サカバはコチャバンバなどの周辺都市と共にカナタ大都市圏を形成しています。
- 2
サカバがあるコチャバンバ県は、ボリビアで3番目に人口が多い県です。
- 3
ボリビアの公用語はスペイン語ですが、ケチュア語など36の先住民言語も公用語です。


