海のない国ボリビアの海軍、町の湖で水草を刈り被覆率を3%に
内陸国ボリビアのコチャバンバで、市役所とボリビア海軍が共同で湖の清掃と水草の刈り取りを行いました。その結果、水面を覆う水草の割合が3%まで減少したと報告されています。
元のニュース:Opinión(ボリビア)(2026年10月14日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
ボリビアのコチャバンバにあるアラライ湖で、水草(マクロファイト)の清掃作業が行われました。
環境局長のエルビス・グティエレス氏の報告によると、コチャバンバ市役所とボリビア海軍が共同で作業を行い、水面を覆う水草の被覆率が現在3%にまで減少しています。
刈り取られた水草は廃棄されるわけではありません。
グティエレス氏は、集められた植物は湖を囲む緑地を緑化するための天然肥料として利用されると説明しています。
また、清掃作業は規定のスケジュールに従って実行されており、計画的な介入が湖の維持と生物多様性の保全に貢献していると強調しました。
一方で、サン・シモン大学(UMSS)の技術報告では、湖の動物相を保護するための条件が示されています。
魚や昆虫、鳥類などを守り生態系のバランスを保つためには、少なくとも30%の植生が必要だといいます。
市は今後、懸垂バーのジムの設置や装飾作業などを進め、訪問者向けの空間を改善する予定です。
ドヤ塾、本日の授業

諸君、今日は海のない国ボリビアの海軍が、湖で草刈りをしたニュースじゃ。

えっ、海のない国に海軍があるんですか? しかも任務が草刈りって、スケールが違いすぎませんか。

ボリビアはチリとの戦争で海を失ったが、海を取り戻す希望を保つために海軍を維持しておるんじゃよ。

海への希望のために軍隊まで…。普段は川で水鉄砲の訓練でもしてるんですか?

アマゾン川の支流で密輸を防ぐパトロールをしたり、ティティカカ湖にも駐留しておるんじゃ。これがティティカカ湖畔にある海軍施設の写真じゃ。

おおーっ!


ボリビアにも毎年3月23日に「海の日」があるが、それは海を失ったことを覚えておくための行事なんじゃよ。

日本の「海の日」はただの三連休だと思って喜んでる人が多いですけど、ボリビアは重みが全然違いますね…。

うむ。それで今回、コチャバンバ市役所と共同で、アラライ湖の水草を刈り取ったんじゃ。水面を覆う水草が3%まで減ったそうじゃ。

要するに、海のない国の海軍が、草むしりで出番をもらったんですね。

環境局長によると、刈り取った水草は湖の周りを緑化するための天然肥料として使うそうじゃぞ。

刈った水草が肥料になるんですか! もし軍服で水草を抱えてたら、海軍だと気づかれずに、植木屋さんに間違われて庭の相談をされそうですね。

ただ、大学の報告によると、魚や鳥などの生態系を守るには、少なくとも30%の植生が必要らしいんじゃ。

えっ、3%と30%って、同じ物差しなんですか?

……コホン。そこはワシにも分からんのじゃ!

先生の説明、いまの湖の水草よりスカスカですね。じゃあ、刈る量はどうやって決めてるんですか?

水草を刈り取る量は規定のスケジュールでしっかり管理しておって、生物多様性の保全にも役立っておるそうじゃ。

なるほど! 草を刈って、肥料にして、ついでに湖畔でバーベキューでもすれば完璧な町内会イベントですね。

さらに市は、懸垂バーのジムを設置したり、周辺の緑化を進めて訪問者向けの空間も改善すると発表したそうじゃ。

懸垂バー付き! ぼくが海軍の人なら、ティティカカ湖よりアラライ湖の担当を希望しますね。

ジムを置くのは市で、海軍のためではないぞ。それにおぬし、懸垂は1回もできんじゃろう。

じゃあぼくは、湖のほとりで水鉄砲の係をやります。

結局そこに戻るんじゃな、おぬしは!
ついでに知りたいボリビア

- 首都
- ラパス・スクレ
- 人口
- 約1,224万人
- 言葉
- スペイン語・ケチュア語など37言語
- お金
- ボリビアーノ(1ボリビアーノ=約13円。2026年10月の目安)
- 時差
- 日本より13時間遅い(夏時間は除く)
- 1
コチャバンバは一年中春のような気候のため「永遠の春の街」と呼ばれ、ケチュア語で「La Llajta」とも呼ばれます。
- 2
コチャバンバでは2011年から、2年に1度国際的なストリートアートのフェスティバル(BAU)が開催されています。
- 3
毎年4月末から5月初めにかけて、アラライ湖のそばの見本市会場では11日間にわたって見本市が開かれます。
- マクロファイト
- 水生植物のうち、肉眼で見える大きさのもの。


