スリナムの大橋渋滞を救え、73歳の元船長が大型フェリー復活を提案
南米スリナムで、橋の渋滞を減らそうと、73歳の元船長が車ごと運べる大型フェリーの復活を提案しています。船の準備は整ったものの、政府の許可が下りず4年越しの足止めが続いています。
元のニュース:Waterkant(スリナム)(2026年11月1日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
南米スリナムの首都パラマリボと対岸を結ぶ大橋では、毎日の激しい交通渋滞が深刻な問題になっています。
この混雑を解消しようと、73歳のオランダ人元船長が、乗客380人と車39台を運べる大型フェリーの導入を計画しました。
男性は、オランダで使われていた全長約47メートルの船を改修し、約1か月で運べる状態に整えましたが、政府の許可が下りず4年も待たされています。
この遅れについて男性は、川で人を運ぶ既存の小型ボート業者の利害が関わっているのではないかと推測しています。
さらに、短期間の許可では発着場の整備費用を回収できない心配もあり、計画は前に進まないままです。
それでも元船長は諦めておらず、市民が何年も渋滞の解決を待たされている現状に歯がゆさを感じています。
ドヤ塾、本日の授業

先生、橋が渋滞するからって、73歳の元船長が「車ごと船に乗せて運ぼう」って…それ、橋ができる前の時代に逆戻りしてませんか!?

逆戻りではない、賢い迂回じゃ! 首都と東部を結ぶジュール・ヴェイデンボス橋は全長約1.5キロの巨大な橋じゃが、逃げ道がなくて毎日大渋滞しておるんじゃよ。


写真で見るとジェットコースター並みに高い橋ですね! でも立派な橋があるなら、普通に車で渡ればいいんじゃないですか?

それがのう、橋が高くて坂が急すぎるため、重い大型トラックは昼間は警察の誘導がないと渡れんのじゃ。パーティーバスも通行禁止じゃぞ。

警察の護衛付きじゃないと渡れない橋なんですか!? パーティーバスも騒いでる暇があったら、全員でブレーキ踏まないと川へ真っ逆さまですよ…。

しかもこの橋は歩行者の通行が禁止でな。川を渡る人のために、昔ながらの小型ボートが渡し舟としてピストン輸送しておるんじゃ。


写真のボート、風情がありますね! でも元船長さんの大型フェリーが来れば、車39台と乗客380人を一気に運べて便利じゃないですか?

そこが大人の事情じゃ。元船長は、まさにその『小型ボート業者たちの利害関係』でスリナム政府の許可が4年も下りておらんのではないかと推測しておる。

便利な大型フェリーが来たら小型ボートの客を取られますもんね。それにしても許可待ち4年って、お役所のガードが固すぎませんか?

さらに、桟橋に自腹で投資するのに、期間が短い営業許可では資金を回収できんという不安もあって、元船長も身動きが取れんのじゃ。

船は改修済みで1か月で運べるのに、陸の都合で止まってるんですね。それにしても73歳でここまで奮闘する元船長さん、熱意が凄すぎませんか?

筋金入りの船乗りじゃからのう。隣国ガイアナとの国境フェリーでも、別の船を提供する代わりに壊れかけの船を自力で修理すると提案しておるんじゃ。

73歳で他国の船まで自力修理ですか!? 元船長っていうか、もはや『動く造船所』じゃないですか! 早くお役所のゴーサインが出てほしいですね。

うむ。何年も待たされる市民の歯がゆさは痛いほど分かるわい。…まあワシなら、川を渡る前に船酔いでダウンして引き返すのがオチじゃがな。

先生の場合は船酔い以前に、あの急な橋を登る体力すらないじゃないですか。

…コホン! 誰が登坂不能ウサギじゃ! ワシは川辺の木陰で渡し舟を眺めながら、のんびりニンジンをかじるのが一番性に合っておるんじゃよ!
ついでに知りたいスリナム


- 首都
- パラマリボ
- 人口
- 約56万人
- 言葉
- オランダ語
- お金
- スリナム・ドル(1ドル=約4.2円。2026年10月の目安)
- 時差
- 日本より12時間遅い(夏時間は除く)
- 1
首都パラマリボの歴史地区は、オランダなどの影響を受けた木造建築が並ぶ街並みで世界遺産に登録されています。
- 2
国土の9割以上が手つかずの熱帯雨林に覆われており、世界でも屈指の森林率を誇ります。
- 3
スリナムは隣国のガイアナとともに、アメリカ大陸本土では珍しい「左側通行」の国です。
- ジュール・ヴェイデンボス橋
- スリナムの首都パラマリボと対岸を結ぶ全長約1.5キロの橋。急勾配のため大型車に規制があり、毎日の渋滞が問題になっている。
この記事の出典と参考資料
- Waterkant(スリナム)(2026年11月1日)
- Wikipedia「Jules Wijdenboschbrug」(nl.wikipedia.org)
- Wikipedia「Suriname」(en.wikipedia.org)
- Wikipedia「South Drain」(nl.wikipedia.org)
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