離婚しても同じ屋根の下、子育てと生活費折半で同居を続けるハノイの元夫婦

ベトナムのハノイで、裁判所で離婚した元夫婦が同じ家で暮らし続けています。子どもの動揺を防ぎながら生活費を折半する現実的な選択として、SNSで話題を集めています。

元のニュース:VnExpress(ベトナム)(2026年11月1日・外部サイト)

ハノイ市内の高層アパート群(イメージ)ベトナム
ハノイ市内の高層アパート群(写真はイメージです)写真: Nguyen Duc Anh / Wikimedia Commons(CC BY 2.0・トリミング)
STEP 1

まずは、ざっくりニュース

ベトナムの首都ハノイで、裁判所で離婚が認められたあとも同じ家で暮らし、7歳の息子を2人で育てる元夫婦が話題になっています。

2人は考え方や子育ての違いから、2026年9月に正式に別れました。

はじめは家を売って別々に暮らす予定でしたが、息子の不安をやわらげて交代で世話をするため、元夫が同居を提案したのです。

2人は別々の部屋を使い、日々の費用を半分ずつ出し合って、相手の暮らしに口出ししない取り決めを交わしました。

新しい恋人ができたらすぐに出ていく約束で、相手に求めすぎないことで揉め事が減り、良い関係を保てているそうです。

女性が暮らしを伝えたSNSの動画は100万回以上見られ、応援とともに中途半端だという声も出ています。

ベトナム児童権利保護協会の専門家は、両親がそろう環境は子どもに安心をもたらす一方、夫婦ではなくなったことを丁寧に話して聞かせることが大切だと促しています。

STEP 2

ドヤ塾、本日の授業

ポカン君
ポカン君

先生、裁判所で正式に離婚したのに元夫と生活費折半で同居って…それ離婚した意味あるんですか!? 書類だけ出して生活はそのままって、形骸化の極みですよ!

ドヤ先生
ドヤ先生

そのままどころか激変しておるぞ。個室を分けて洗濯も日用品も各自管理、私生活に一切干渉せんという、まるで企業の業務提携のような鉄の掟を敷いて同居しておるんじゃ。

ポカン君
ポカン君

家庭内ルームシェアでビジネスパートナー!? でも先生、そこまでドライに割り切れるなら、普通に家を売って別々に部屋を借りればいいじゃないですか。

ドヤ先生
ドヤ先生

実際、当初は家を売って父親が近所にアパートを借りる予定だったんじゃ。だが別居による環境の急変で、息子の心が乱れるのを心配してな。

ポカン君
ポカン君

あ、息子のショックを心配したんですね。でも、それなら親の都合で引き止めず、どちらかが引き取ればいいのでは?

ドヤ先生
ドヤ先生

ベトナムの法律では7歳以上の子どもの意向を考慮すると決まっておってな。息子の安心を最優先し、交代で世話をするため父親が同居を提案したんじゃ。

ポカン君
ポカン君

子どものためとはいえ、気まずい元配偶者と毎日顔を合わせて、昔の不満がぶり返して大喧嘩になったりしないんですか!?

ドヤ先生
ドヤ先生

そこも徹底しておる。教育も母親が勉強、父親が運動と分担し、子どものこと以外はお金や仕事の話をせんのじゃ。相手に期待しないことで、かえって敬意を保てるそうじゃよ。

ポカン君
ポカン君

相手に過度な期待をしないから喧嘩にならないって、結婚生活で一番知りたかった教訓じゃないですか!

ドヤ先生
ドヤ先生

苦い関係も大人の知恵次第じゃ。ハノイ名物のエッグコーヒーのように、苦いコーヒーの上に甘い卵黄の泡を乗せて調和させるがごとく、うまく共存しておるんじゃな。

ハノイ名物のエッグコーヒー
ハノイ名物のエッグコーヒー(写真: travel oriented / Wikimedia Commons・CC BY-SA 2.0)
ポカン君
ポカン君

写真のエッグコーヒー、カプチーノみたいで美味しそう…じゅるり。でも甘い泡の下には離婚の苦みが沈んでると思うと、喉を通るかドキドキしますね!

ドヤ先生
ドヤ先生

動画は100万回再生されて『中途半端だ』という批判もあるが、ベトナムでは2022年に50万件以上の離婚訴訟があり約70%が若い世代じゃ。子どものために現実的な解決策を選んだわけじゃな。

ポカン君
ポカン君

「恋人ができたら即退去」も含めて見事な知恵ですね。…先生も誰かと同居して、エッグコーヒーみたいに甘い泡で本音を包んでみたらどうですか?

ドヤ先生
ドヤ先生

…ワシの場合、泡を盛る前から苦い小言があふれ出て、初日の夜に荷物ごと放り出される自信があるわい。

STEP 3

ついでに知りたいベトナム

ホアンキエム湖に浮かぶ亀の塔
ホアンキエム湖に浮かぶ亀の塔(写真: Alexey Komarov / Wikimedia Commons・CC BY-SA 4.0)
ベトナムの基本データ
首都
ハノイ
人口
約9,621万人
言葉
ベトナム語
お金
ベトナム・ドン(1ドン=約0.01円。2026年10月の目安)
時差
日本より2時間遅い(夏時間は除く)
  1. 1

    ハノイ旧市街はかつて通りごとに職人や商品が分かれていた歴史があり、今も「ハノイ36通り」の愛称で親しまれています。

  2. 2

    ハノイ名物の「エッグコーヒー」は、1940年代後半に牛乳が手に入りにくかったため、卵黄を代わりに泡立てて入れたのが始まりです。

  3. 3

    ベトナムはブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー生産国で、苦味が強く香ばしいロブスタ種の栽培が全体の約97%を占めています。

ことば解説
ベトナム児童権利保護協会
子どもの基本的人権を守り、権利侵害を防ぐために活動するベトナムの全国規模の組織です。

この記事の出典と参考資料

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