ベルギーに高さ5mの巨大スッポン、下水詰まり防止へ水道会社が設置
ベルギー北部のアントワープで、水道会社が広場に高さ5メートルのスッポンを設置しました。相次ぐ下水管の詰まりを防ぐため、市民や飲食店に正しい使い方を呼びかけています。
元のニュース:VRT NWS(ベルギー)(2026年10月28日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
ベルギー北部の港町アントワープにある博物館の前で、高さ5メートルの巨大な赤いスッポンが姿を現しました。
これは地元の水道会社と市が企画した、下水管の詰まりを防ぐための啓発展示です。
近年は下水の詰まりが相次いでおり、水道会社は過去1年間に150回も現場へ出動していました。
詰まりの原因は様々で、飲食店が流す油だけでなく、工事現場が道路の排水溝でミキサー車を洗ったセメントも含まれます。
側溝などから回収されたコンクリートの量は、2023年の27トンから2025年には52トンへとほぼ倍増しました。
こうした詰まりは大雨の際の道路の冠水や地下室の浸水を引き起こし、2025年の出動費用は70万ユーロ(約1億2300万円)に達しました。
水道会社のニコ・ドリース氏は、調理後のフライパンは布で拭いてから洗うなど、流す前によく考えてほしいと訴えます。
清掃費用は全市民が水道料金で間接的に負担しているため、会社は下水を詰まらせない工夫をウェブサイトで案内しています。
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先生、広場に高さ5メートルのスッポンって…まさにトイレにあるこの道具ですよね!? なんでこんな物をわざわざ巨大化して博物館の前に置いたんですか?


水道会社が大真面目に置いたんじゃよ。アントワープでは下水詰まりが相次いで、年間の出動が150回、清掃費が約1億2300万円に達しておるからのう。

清掃だけで1億円以上!? でも下水管って太いのに、トイレが詰まったくらいで街じゅうがそんな大惨事になるんですか?

トイレだけではないぞ。恐ろしいのは油じゃ。流された油脂が下水管の中で冷えて固まり、「ファットバーグ」と呼ばれる巨大な油の塊になって管を塞ぐんじゃよ。

油の塊!? 揚げ物の油をドバドバ流すなんて、下水管の中で勝手にブロック塀を築き上げてるようなものですよ!

まさにその通りじゃが、現地では工事現場がミキサー車を洗った本物のコンクリートまで流し込んでおってな。排水溝から52トンも回収されたんじゃぞ。

油の塊の上に本物のセメントまで流し込んで固めたら、下水管の中にダムを建設してるのと一緒ですよ! 完全に無法地帯じゃないですか!

うむ。管が塞がると大雨のときに逆流して道路が冠水したり地下室が水没したりする。だから「詰まる前に油を拭き取れ」と巨大スッポンで叫んでおるわけじゃ。

でも1億2000万円もかかるなら、工事現場や油を流した店に全額請求して回収すれば済む話じゃないですか?

誰が流したか特定するのは難しいからのう。結局その清掃費は、全市民の水道料金から間接的に支払われておる。本来なら新しい水道管に使える金なんじゃ。

うわ、一部のズボラな人のツケを、真面目に暮らす市民全員で割り勘させられてるってことですか! そりゃ5メートルのスッポンを叩きつけたくもなりますね。

フライパンの油を紙で拭き取ってゴミ箱に捨てるだけで防げるんじゃ。小さな工夫を怠ると、ツケは全部じぶんの水道代に跳ね返ってくるという教訓じゃな。

なるほど! ぼくも今夜からラーメンのスープは全部飲み干して、一滴も下水に流さないように地球を守ります!

下水管は守れてもおぬしの血管が先に詰まるわい! 5メートルのスッポンで吸い出す前に、まずは自分の塩分を控えんかい!
ついでに知りたいベルギー

- 首都
- ブリュッセル市
- 人口
- 約1,183万人
- 言葉
- オランダ語・フランス語・ドイツ語
- お金
- ユーロ(1ユーロ=約177円。2026年10月の目安)
- 時差
- 日本より8時間遅い(夏時間は除く)
- 1
街の名前は、巨人の手を切り落として川へ投げ捨てた英雄の伝説「手を投げる」に由来すると言われます。
- 2
研磨技術の発明をきっかけに職人が集まり、世界的なダイヤモンド取引の中心地として有名です。
- 3
日本のアニメでも親しまれた『フランダースの犬』の舞台で、大聖堂の前には記念碑があります。
- ファットバーグ
- 下水道に流された油が冷えて固まり、石鹸化や異物の付着で巨大な塊となって下水管を塞ぎ、逆流や異臭を引き起こす現象。
この記事の出典と参考資料
- VRT NWS(ベルギー)(2026年10月28日)
- Wikipedia「ファットバーグ」(ja.wikipedia.org)
- Wikipedia(オランダ語版)「Water-link」(nl.wikipedia.org)
- Wikipedia(オランダ語版)「Museum aan de Stroom」(nl.wikipedia.org)
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