ベルギーの病院で患者が新メニュー10品を試食、リゾットに絶賛の声

ベルギーの病院が冬の病院食を手直しするため、患者やボランティアによる10品の試食会を初めて開きました。辛口評価も出るなか、特に好評だった料理のひとつがリゾットでした。

元のニュース:VRT NWS(ベルギー・オランダ語圏公共放送)(2026年10月10日・外部サイト)

ベルギー・アントワープ市メルクセム地区の街並み(イメージ)ベルギー
ベルギー・アントワープ市メルクセム地区の街並み(写真はイメージです)写真: Michielverbeek / Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0・トリミング)
STEP 1

まずは、ざっくりニュース

ベルギー北部アントワープ市メルクセム地区の病院「ZASパルファイン」が、冬の新しい病院食を患者とボランティアに試食してもらう催しを初めて開きました。

公共放送VRT NWSが10月10日に報じたもので、参加者は10品の料理を食べて評価しました。

病院はこれまで食後に感想を聞いていましたが、出す前に手直しできるよう事前の試食に切り替えました。

病院グループのZASは1日約2000食、年間70万食近くを調理し、アレルギーや食事制限に配慮しています。

さらに食事を入院中の心地よさにつなげるため、栄養面だけでなく味や体験にも気を配っています。

今回の冬メニューでは、需要が高まる植物由来の料理にも力を入れました。

試食会では、患者も担当者も「マッシュルームと鶏フィレ肉のリゾット」をお気に入りに挙げて絶賛しました。

一方、植物由来の料理には好評の声とともに、ご飯の炊き方や味、ソースがケチャップに近いことなど、率直な改善点も出ました。

病院は数週間かけて意見を検討し、必要に応じてレシピを調整して、11月9日から新メニューを提供する予定です。

STEP 2

ドヤ塾、本日の授業

ドヤ先生
ドヤ先生

諸君、ドヤ塾の時間じゃ!今日はベルギーの病院が、患者さんたちに新メニュー10品を食べ比べてもらう「試食会」を開いたというお話じゃぞ。

ポカン君
ポカン君

病院で10品の試食会ですか!?入院してるのにグルメ番組の審査員みたいで、ちょっとうらやましいです…じゅるり。

ドヤ先生
ドヤ先生

よだれを拭かんか!遊びで食べておるわけではないわい!…コホン。ベルギー北部アントワープ市のメルクセム地区にある「ZASパルファイン」という病院の話じゃ。

ドヤ先生
ドヤ先生

この病院グループのZASではな、1日に約2000食、年間で70万食近くの食事を作っておる。アレルギーや医療上の制限にも細かく配慮せねばならんのじゃ。

ポカン君
ポカン君

年間70万食!?ちょっとした巨大レストランじゃないですか。でも、なんでわざわざ試食会を開いたんですか?

ドヤ先生
ドヤ先生

食事担当責任者のヤン・ブロックさんによると、以前は食後に感想を聞いておった。じゃが今回は、メニューに出す前に手直しできるよう事前に意見を聞いたんじゃよ。

ポカン君
ポカン君

食べてから「イマイチだった」と言われても、もうお腹の中ですもんね。出す前に味見してもらうの、すごく合理的です。

ドヤ先生
ドヤ先生

大人の世界ではな、形だけのアンケートを取って「今後の参考にします」で終わることがよくあるからのう。出す前にレシピを直すというのは本気の証拠じゃ。

ポカン君
ポカン君

確かに、うちの職場の「ご意見箱」なんて、開けられてるところを見たことがありません。で、試食会ではどんな料理が出たんですか?

ドヤ先生
ドヤ先生

入院中の心地よさのために味にも気を配っておってな、今回は需要が高まる植物由来の料理に力を入れたんじゃ。ところが、評価が実に正直でのう。

ポカン君
ポカン君

病院への遠慮なしのガチ審査ですか!で、先生、10品の中で特に評判がよかったのはどれなんですか?

ドヤ先生
ドヤ先生

患者さんにも担当者にも特に好評だったのが、「マッシュルームと鶏フィレ肉のリゾット」じゃ!ブロックさんは「味の爆弾」とまで絶賛しておるぞ。

ポカン君
ポカン君

「味の爆弾」ってすごい表現ですね!あれっ、でも先生、植物由来に力を入れたのに、お気に入りは鶏肉なんですか?

ドヤ先生
ドヤ先生

…コホン。鶏肉とキノコの旨みは手強いからのう。植物由来の料理は好評の声もあったが、ご飯の炊き方や味には不満も出たんじゃ。

ポカン君
ポカン君

病院の担当者に聞かれているのに、そこまで正直に言えるんですか!まあ、出す前なら直してもらえるんだから、遠慮したほうが損ですもんね。

ドヤ先生
ドヤ先生

うむ。以前ZASでリハビリを受けたクリスティネさんも、ヴィーガンのミートボール(バレッチェス)のトマトソースがケチャップに近い味だったと指摘しておる。

ポカン君
ポカン君

トマトソースとケチャップの違い…。ぼくなら気づかずに、どっちも「おいしいです」って完食しちゃいます。

ドヤ先生
ドヤ先生

おぬしの舌はあてにならんからのう。よいか、トマトソースのミートボールは、このフランデレン地方で「おばあちゃんの味」として親しまれる定番の家庭料理なんじゃ。

ポカン君
ポカン君

なるほど!日本でいうと、肉じゃがや味噌汁の味にこだわるようなものですね。そこでケチャップっぽかったら、そりゃ黙ってられませんよ。

ドヤ先生
ドヤ先生

一方、老年病棟で働くボランティアのリリアーヌさんは、新しいヴィーガン料理を高く評価しつつ、肉料理の選択肢も残してほしいと話しておる。

ポカン君
ポカン君

ヴィーガンも褒めつつ、肉も手放さない。居酒屋でサラダと唐揚げを両方頼むぼくと同じですね。

ドヤ先生
ドヤ先生

おぬしと一緒にするでない。…コホン。病院は数週間かけて意見を検討し、必要に応じてレシピを調整して、11月9日から新しい冬メニューを出すそうじゃ。

ポカン君
ポカン君

じゃあ先生、ドヤ塾も授業の前に「試食会」をしましょうよ。ぼくが辛口で審査するので、出す前に手直ししてください!

ドヤ先生
ドヤ先生

審査員がおぬし1人では、評価は毎回「もっと短く」で決まりじゃろうが!…さて、今日のまとめじゃ。

STEP 3

ここだけ覚えて帰ろう

  1. 1

    ベルギーの病院が冬の新メニュー10品を患者やボランティアと試食した。

  2. 2

    事前の試食で本音の改善点を聞き、必要に応じて11月9日の提供前にレシピを直す。

  3. 3

    鶏肉とマッシュルームのリゾットが絶賛された一方、植物由来料理には辛口評も。

ことば解説
ZAS(ズィーケンハイス・アーン・デ・ストローム)
2024年7月にベルギー・アントワープの2大病院グループが統合して誕生した病院組織。年間70万食近くの病院食を調理している。
バレッチェス(balletjes)
オランダ語で小さなミートボールのこと。トマトソース煮込みは、ベルギー北部フランデレン地方で「おばあちゃんの味」として親しまれる定番の家庭料理。