サントメで断水の抗議を受けた局長、空っぽの貯水池に自ら絶句
中部アフリカの島国サントメ・プリンシペで、住民から断水の猛抗議を受けた水道局長が水源の貯水池を視察したところ、完全に干上がっており自ら絶句する事態となりました。
元のニュース:Téla Nón(サントメ・プリンシペ)(2026年10月23日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
中部アフリカの島国サントメ・プリンシペで、相次ぐ断水に怒った住民から猛抗議を受けた水・電力公社(EMAE)が、水源の貯水池を一般公開しました。
住民に現状を理解してもらうための視察でしたが、同行した水道責任者のニルトン・リマ氏自身が現場の光景に絶句する事態となりました。
かつて毎分1,000リットル(家庭用風呂約5杯分)の湧水があった主要な貯水池は、完全に干上がっていたのです。
現場を久しぶりに訪れたリマ氏は「信じられない、以前はこうではなかった」と驚きを隠せませんでした。
大統領の住む地区にすら配水できず、事態は当局の予想以上に悪化していました。
公社は配水管に水を溜めるため給水を一時停止せざるを得ず、給水できる頻度は現在「週に1回」にとどまります。
首都の中央病院を支える水源も枯れかけており、水不足の危機は島全体に広がっています。
公社は湧水だけに頼るのをやめ、川の水を取水して浄水する新規計画への投資を政府に求めています。
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先生、「水が出ない!」って怒った住民に詰め寄られた水道局のトップが、貯水池を見に行ったら空っぽで「信じられない…」って一番ビックリしてたって、コントみたいな話ですね!?

コントどころか国の一大事じゃ! 住民に「隠してないで見せろ」と抗議されて貯水池の扉を開けたら、毎時60トン(毎分風呂約5杯分)湧いていたはずの水が完全に底をついておったんじゃからな。

トップ本人が『こんなはずじゃ…』って頭抱えてるの、一番見たくない光景ですよ! しかも水が溜まるのを待って、配水できるのが「週に1回」って…1週間お風呂もお預けですか!?

そうじゃ。管に流せるだけの水圧を溜めるために普段は給水を止めておるからな。現地の住民にとっては、蛇口から水が出るだけで一大イベントなんじゃよ。


週1回の給水日を逃したら大惨事じゃないですか。でも先生、サントメ・プリンシペってアフリカの熱帯の島国ですよね? ジャングルがあってスコールがザアザア降ってるイメージなのに、なんでそんなに水がないんですか?

ふっふっふ、そこがこの島の地理の罠なんじゃ。サントメ島は山間部では年間降水量が7000ミリにも達する雨の島なんじゃが、人口が密集する北部の低地では年間800ミリ程度しか雨が降らんのじゃよ。

7000ミリと800ミリ!? 日本の年間平均が約1700ミリだから、同じ島の中で豪雨地帯とカラカラ地帯に極端に分かれてるんですね!

まさに極端じゃろ。おまけに水資源の大半は人がほとんど住んでおらん南部に偏っておる。さらに雨季直前の10月は、乾季の終わりで1年の中で最も湧水量が減る危険なタイミングなんじゃ。

季節の変わり目のカラカラ期に、人口密集エリアの水源が干上がった形ですか。それにしても、そんな大事な水源なら普段からもっと機械で管理しておけばよかったのに…。

サントメ・プリンシペは人口約20万人で、佐渡島や沖縄本島ほどの広さしかないアフリカで2番目に人口が少ない小島嶼国じゃ。小さな国営公社(EMAE)が電気も水道も一手に背負っておって、管理の余力もギリギリなんじゃよ。

なるほど、国の規模がコンパクトだから、現場のインフラ会社も手が回ってなかったんですね。でも局長さん、「ここには長いこと来ていなかった」って言ってましたよね…?

…コホン。そこは突っ込んでやるな。じゃがこの島には国の人口の95パーセントにあたる約19万3000人が暮らしておるから、首都周辺の水源が干上がると国全体を揺るがす大危機になるんじゃ。

国民のほぼ全員がとばっちりを受けてるじゃないですか! しかもニュースを見たら、大統領の住む地区にすら水が届いてないとか…大統領も週1回のお風呂を待ってるんですか!?

国家元首だろうと水がなければ出せんからな! さらに首都の中央病院を支える水源まで干上がっておる。公社は湧水だけに頼るのをやめ、川から水を取水して浄水する新しい設備への投資を政府に急いで求めておるんじゃ。

自然の湧き水頼みだったから、山の蛇口が閉まったら一発アウトだったわけですね。…でも、住民と一緒に視察に行って『信じられない!』って叫んだ局長さん、ある意味めちゃくちゃ裏表がなくて誠実じゃないですか?

開き直りとも言うがな! ワシも給水制限されたら耳を洗えんで困るが、おぬしなら『水が出ないから今日は風呂も掃除もサボれる』と大喜びしそうじゃな。

バレましたか! 週に1回しか蛇口から水が出ないなら、ぼくのやる気が出るのも週に1回で十分ですよ!

おぬしのやる気は貯水池どころか、年中完全に干上がっておるわい!
ついでに知りたいサントメ・プリンシペ

- 首都
- サントメ
- 人口
- 約20万人
- 言葉
- ポルトガル語
- お金
- ドブラ(1ドブラ=約7.2円。2026年10月の目安)
- 時差
- 日本より9時間遅い(夏時間は除く)
- 1
サントメ島南部には、熱帯林の中から天を突くようにそびえる、高さ約663メートルの巨大な針状の火山岩頸(ピコ・カン・グランデ)があります。
- 2
20世紀初頭には世界最大のカカオ輸出国で「チョコレートの島」と呼ばれ、現在も高品質な有機カカオの産地として知られています。
- 3
サントメ島南端のすぐ沖にあるロラス島には赤道が通っており、北半球と南半球をまたいで立てる赤道記念碑が設置されています。
- EMAE(いーえむえーいー)
- サントメ・プリンシペの水・電力公社。小島嶼国のインフラである電気と水道を一手に管理している。
この記事の出典と参考資料
- Téla Nón(サントメ・プリンシペ)(2026年10月23日)
- 英語版ウィキペディア(en.wikipedia.org)
- 国連開発計画(UNDP Climate Change Adaptation)(adaptation-undp.org)
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