グアテマラの警察官、職質でペルーの法律を堂々引用し市民の指摘で再研修
グアテマラで警察官が市民に身元確認を求めようとしてスマホで検索し、ペルーの法律を引用。「ここはグアテマラだ」と突っ込まれて警察学校に送られ、再研修を受けることになりました。
元のニュース:Prensa Libre(グアテマラ)(2026年10月22日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
中米グアテマラのサカテペケス県ホコテナンゴ近郊で、警察官が公道で市民に身元確認を求めようとして起きた珍事が、地元紙の報道やSNSで話題を呼んでいます。
2人の警察官が市民に身分証明書の提示を求めたところ、市民から手続きの法的な根拠を尋ねられました。
すると警官の1人がスマートフォンを取り出してその場で検索し、ペルー法の「第205条」を根拠として読み上げました。
これに気づいた市民が「あなたたちはペルーの人ですか? ここはグアテマラですよ!」と突っ込み、その動画がSNSで拡散しました。
他国の条文を持ち出して市民と言い争ったことに批判が集まり、国家警察はこの警察官を警察学校へ送り、法律の再研修を受けさせることを決めました。
テレビ番組でもこの件が取り上げられ、職務質問を記録するカメラの導入や、実践的な研修の改善といった対策が議論されています。
警察トップの長官は不適切な行為を容認しない姿勢を強調しており、現場の警察官に対する信頼をどう取り戻すかが問われています。
ドヤ塾、本日の授業

先生、職務質問した市民に「何の法律に基づいてるんですか?」って聞かれて、スマホで検索して他国の法律をドヤ顔で読み上げる警察官って何事ですか!? 日本のお巡りさんがいきなり「フランス憲法第何条に基づき…」って迫ってくる光景を想像しちゃいましたよ!

まさに前代未聞の珍事じゃな! グアテマラでは18歳以上の市民に「DPI」と呼ばれる身分証明書の携帯が義務づけられておるから、警察官が身元確認を求めること自体は日常的な業務なんじゃよ。

身分証のチェック自体は普段からやってる仕事なんですね。それなのに、自分の国の法律の条文すら頭に入ってなかったんですか?

そこが今回の最大のお粗末ポイントじゃ。市民に法律の根拠を突っ込まれて焦った警官が、あろうことかその場でスマホを取り出してネット検索に頼ってしまったわけじゃよ。


試験中にこっそりカンニングする学生みたいですね…。でもネットで調べたとしても、なんでわざわざ約3000キロも離れたペルーの法律にたどり着いちゃったんですか?

実はペルーの刑事訴訟法第205条には、「警察官は令状なしで公道で身元確認を行える」と明確に書かれておって、スペイン語で検索すると真っ先にヒットしやすいんじゃよ。

検索結果の1番上に出てきたまとめ記事を、どこの国の法律かも見ずにそのまま音読しちゃったわけですね! 検索画面のタイトルだけ斜め読みして読書感想文を書く小学生レベルですよ!

大人の世界でも「検索上位を信じ込む罠」はあるが、警察官が街頭でやらかすのは致命的じゃな。しかもグアテマラの国家警察は、1996年の内戦終結後の和平合意を受けて旧警察を解体し、1997年に創設された文民組織なんじゃ。

歴史としてはまだ30年足らずの比較的新しい組織なんですね。

そうなんじゃ。現在は全国で約4万2000人から4万3000人規模の警察官がおるが、治安強化のために毎年数千人規模で新規採用しておってな。現場の法的な教育や実践訓練が追いついていない実態が浮き彫りになったわけじゃ。

なるほど、大急ぎで警察官を増やした結果、法律の基本が身についてない人が街に出てきちゃったんですね。そりゃ市民も不安になりますよ。

現地の討論番組でも大問題になってな。汚職の防止や研修の改善だけでなく、現場の行動をすべて記録するためにボディカメラ500台を約4億円(2000万ケツァール)で導入する計画なども議論されておるんじゃ。

ボディカメラがつけば、警官が物陰でスマホをポチポチ検索して他国の条文を仕込んでいる姿もバッチリ記録されちゃいますね。

ボテオ警察長官も組織の規律違反は容認しないと明言しておる。当の警官は法律知識を徹底的に叩き直すために警察学校へ逆戻りじゃ。

現場に出てから「ここはグアテマラです」って市民に地理と法律を教えられて警察学校に送り返されるの、恥ずかしすぎて立ち直れないですよ…。

うむ。権力を持つ側ほど、生半可な知識でスマホの検索上位に頼ってはいかんという教訓じゃな。…まあワシも先日、美味しいキャベツの産地を調べておったら、いつの間にか南米の農業条約を熟読しておったが。

先生も八百屋さんの店先で、店員さんにペルーの条文を読み上げてドヤ顔してそうですね。

…コホン! ワシはちゃんと近所の直売所で買っておるわい!
ついでに知りたいグアテマラ

- 首都
- グアテマラシティ
- 人口
- 約1,726万人
- 言葉
- スペイン語
- お金
- ケツァル(1ケツァル=約21円。2026年10月の目安)
- 時差
- 日本より15時間遅い(夏時間は除く)
- 1
ホコテナンゴの地名は先住民族のナワトル語で「ホコテ(中米の果物)が豊富にある場所」という意味です。
- 2
ホコテナンゴは世界遺産の古都アンティグアの隣に位置し、古くからコーヒー栽培が盛んな地域です。
- 3
町の中心にあるホコテナンゴ教会は、鮮やかなオレンジ色の美しいバロック様式で親しまれています。
- グアテマラ国家警察(PNC)(ぐあてまらこっかけいさつ)
- 1996年の和平合意に基づき、1997年に創設されたグアテマラの文民警察組織。
- DPI(でぃーぴーあい)
- グアテマラ国家登録局(RENAP)が発行する身分証明書。18歳以上の市民に携帯が義務づけられている。
この記事の出典と参考資料
- Prensa Libre(グアテマラ)(2026年10月22日)
- 米州機構(OAS)条文データベース(oas.org)
- グアテマラ議会(Congreso de la República)(congreso.gob.gt)
- グアテマラ内務省(Mingob)(mingob.gob.gt)
- グアテマラ国家登録局(RENAP)(renap.gob.gt)
事実は元のニュースと上の資料で確かめています。編集方針は運営者情報・編集方針をご覧ください。


