無許可カラオケ店から役人へ「保護費」疑惑…警察署長らが異動
タイで無許可のカラオケ店4軒が摘発されたことを機に、店から複数のお役所へ定期的な「保護費」が渡っていた疑惑が浮上。管轄の警察署長らが次々と異動させられる騒動に発展しています。
元のニュース:The Thaiger(2026年10月19日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
10月17日(土曜日)、タイ東部ラヨーン県のある郡で、内務省の副大臣らが主に中国人客向けのカラオケ店4軒に立ち入り調査を行いました。
調べた結果、4軒すべてが必要な営業免許を持たずに営業しており、うち2軒では売春に関わる活動の証拠も見つかりました。
さらにこの調査の中で、店側が取り締まりを手加減してもらう見返りに、複数の政府機関の職員へ定期的な「保護費」を払っていた疑惑が浮上しました。
その中には、入国審査官が店から毎月1万バーツ(約4万5000円)を受け取っていたという具体的な疑いも含まれています。
この騒動を受け、警察の評判が落ちることなどが心配され、地元の警察署長と郡長が相次いで別の部署へ異動させられました。
ただ、この異動は事実確認の調査を進めるための措置であり、現時点で不正があったと決まったものではありません。
現在、公務員の汚職を調べる専門機関が、職員が不当なお金を受け取ったり職務を怠ったりしなかったか調査を進めています。
また入国管理局も10月19日(月曜日)に別の調査を命じ、15日間の期限でお金の記録や防犯カメラの映像を調べることにしています。
ドヤ塾、本日の授業

先生、タイでカラオケ店が摘発されたと思ったら、警察署長や郡長までまとめて飛ばされたって…歌声の裏でいったい何が起きてたんですか!?

のんきに歌っておる場合ではないぞ。摘発された4軒の無許可カラオケ店が、取り締まりを見逃してもらうために複数の政府機関へ定期的な「保護費」を配っていた疑惑が出たんじゃ。

保護費って、完全にマフィア映画のセリフじゃないですか! お役所が束になってお店から集金してたってことですか!?

まさにその疑いじゃ。入国審査官には毎月1万バーツ(約4万5000円)の裏金が渡っていた疑いがあり、副内務相らが「秘密の部屋作戦」と銘打って乗り込んだんじゃよ。


秘密の部屋作戦! スパイ映画みたいな作戦名ですね…。でも、まだ不正が確定したわけじゃないんですよね?

そうじゃ。だからこそ現場での口裏合わせや証拠隠滅を防ぐため、警察署長や郡長を即座に作戦センターなどへ異動させたんじゃな。

とりあえず現場から離して、事実確認の調査を邪魔させないようにしたわけですね。

その通りじゃ。しかも調査には、公務員の汚職を調べる専門機関「公共部門の反腐敗委員会」まで乗り出しておるぞ。

専門の反腐敗チームまで! 本気で洗いざらい調べる気迫を感じますね。

うむ。入国管理局のトップも15日間の期限を切って、お金の流れや防犯カメラの映像を徹底的に洗うよう命じたそうじゃ。

15日間って絶妙なスピード感ですね。うやむやに風化させないためのタイムリミットってことですか。

観光や娯楽の街の裏に潜むお役所の癒着に、本気でメスが入るかどうかの瀬戸際じゃな。

歌ってストレス発散する場所が、お役所の裏金集めの温床になってたらたまったもんじゃないですからね。

まったくじゃ。…ところで、ワシの塾の月謝も、少し「保護費」名目にしてみようかのう。

先生、それ以上踏み込むと、塾長も作戦センターに飛ばされちゃいますよ。

誰が飛ばされるじゃ! ワシはれっきとした教育者じゃわい!
ついでに知りたいタイ

- 首都
- バンコク
- 人口
- 約6,619万人
- 言葉
- タイ語
- お金
- バーツ(1バーツ=約4.7円。2026年10月の目安)
- 時差
- 日本より2時間遅い(夏時間は除く)
- 1
ラヨーン県はバンコクの東約170kmにあり、美しいビーチやシーフードで有名です。
- 2
南東の沖合にあるサメット島は、サラサラな白砂の遠浅のビーチが特徴です。
- 3
バンペー市場ではエビペーストや干塩えび、イカ干しなどが人気です。



