モンツキダラの生息数が過去最大、「新しいタラ」と注目
デンマークの港町でモンツキダラの水揚げが去年の9月の約3倍となっています。漁獲枠が減るタラの代わりになる「新しいタラ」として注目されていますが、これ以上の増加は見込めないようです。
元のニュース:DR(デンマーク公共放送)(2026年10月15日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
デンマーク西海岸のハンストホルムの港で、モンツキダラの水揚げが去年の9月の約3倍となっています。
9月の水揚げ量は240トン(24万キログラム)に達しました。
キロ当たりの価格も昨年より高く、漁師たちにとってありがたい収入源となっています。
デンマーク工科大学水産研究所(DTU Aqua)によると、過去3年間のモンツキダラの生息数は、1972年に資源評価を開始して以来最大だといいます。
若い魚の大きな群れが複数現れたことと、漁獲圧が低下したことが増加の理由です。
来年はタラの漁獲枠が引き下げられる予定であり、モンツキダラは高価なタラの代わりになる「新しいタラ」「過小評価されている魚」として注目されています。
身がしっかりしていて焼いても崩れず、ハンストホルムのある燻製店では冷燻がよく売れているといいます。
一方で、DTU Aquaは、モンツキダラの生息数が今後数年間で減少に転じると予測しています。
2022年を最後に大きな群れが入ってきていないためです。
高い水準からの減少とはいえ、今後はこれ以上の増加は見込めない状況となっています。
ドヤ塾、本日の授業

諸君、デンマークの港町が「新しいタラ」に沸いておるそうじゃ。

新しいタラ?アイドルのキャッチコピーみたいですね。

ハンストホルムの港で、モンツキダラという魚の水揚げが去年の9月の約3倍になっておるんじゃ。

モンツキダラ?どんな魚ですか。じゅるり…

これじゃ。タラの仲間で、味も似ておる。


なるほど、たしかにタラっぽいですね。どうして急に水揚げが増えたんですか?

実は、モンツキダラの生息数が、1972年に資源評価を始めてから最大になっておるんじゃ。

50年以上も前からの記録で最大なんですか。それはすごいですね。

うむ。今年のキロ当たりの価格も去年より高く、漁師にとってもありがたいそうじゃ。

でも、どうしてそんなに「新しいタラ」って持ち上げられてるんですか?

実は来年、タラの漁獲枠が下がる予定でな。北海などのタラは、去年の時点で国際機関が「ゼロにせよ」と勧めたほどじゃ。

なるほど。看板の魚が獲れなくなったから、似た魚に「新」を付けてそう呼んでるんですね。

看板の魚が減ったら、似た魚に看板をかけ替える。大人の世界の定番じゃ。

ウナギが高いからって、ナマズを蒲焼きにして「ウナギっぽい」って言うようなもんですか。

そうじゃな。生息数が増えたので、国際機関のICESも近年、モンツキダラの漁獲枠を複数回引き上げたり、引き上げを勧告したりしておる。

そんなに獲れて注目されてるのに、モンツキダラは「過小評価されている魚」とも呼ばれてるんですか。

デンマークではそう呼ばれておるが、実はイギリスではフィッシュ・アンド・チップスの定番の魚なんじゃ。

国が変われば、魚の扱いも随分変わるんですね。でも、ブームになったあと減ったらどうなるんですか?

実のところ、生息数はこれ以上は増えないとみられておるんじゃ。

えっ、もうピークなんですか。

うむ。2022年以降は大きな群れが来ておらず、今後は高い水準からではあるが、減っていくと予測されておる。

「新しいタラ」としてデビューしたばかりなのに、もう先が見えてるんですか。

これも自然のサイクルじゃからな。大人の世界では、ある時にあるものを上手く看板にするのが大事なんじゃよ。

じゃあ、次に来る大漁の魚に備えて、今のうちからカッコいいキャッチコピーを考えておきましょう!

例えばなんじゃ?

「シン・イワシ」とか「ネクスト・サバ」とかどうですか?

…売れる気がまったくせんのう。
ついでに知りたいデンマーク

- 首都
- コペンハーゲン
- 人口
- 約582万人
- 言葉
- デンマーク語
- お金
- デンマーク・クローネ(1クローネ=約24円。2026年10月の目安)
- 時差
- 日本より8時間遅い(夏時間は除く)
- 1
一番高い自然の地点(モレホイ)でも標高約170メートルです。
- 2
自転車専用の道路や車線が全国で約7,000キロメートルも整備されている、自転車大国です。
- 3
氷河が解けたあと地面がもち上がり続けていて、北部と東部では年に1センチ弱ずつ土地が高くなっています。



