犬は1世帯3匹まで?インド南部の県が飼い犬の数の上限を検討
インド南部ケーララ州のエルナクラム県が、1世帯で飼える犬の数を2〜3匹に制限することを検討しています。背景には、野良犬の増加と、病気になった飼い犬の置き去りがあります。
元のニュース:The Hindu(インドの英字日刊紙)(2026年10月5日・外部サイト)

まずは、ざっくりニュース
インド南部ケーララ州のエルナクラム県が、1世帯で飼える犬の数を2〜3匹に制限することを検討しています。県議会(ディストリクト・パンチャーヤト)のK・G・ラダクリシュナン議長は「今の状況では、1軒で3匹より多く飼うのは無理がある」と話しています。県は関係者と、上限の数を話し合っています。
背景には野良犬の問題があります。近くの町アンガマリーでは最近、野良犬に10人がかまれる被害がありました。地元コーチ市の担当者によると、病気になった飼い犬を飼い主が道に置き去りにするケースがはっきり増えているといいます。市は、飼い犬の登録を徹底し、マイクロチップなどで追跡できる仕組みを検討しています。
県は、野良犬の不妊手術とワクチン、えさやり場や保護施設の設置、ブリーダーの免許制などをまとめた対策も進める方針です。一方、地元のある大学では、構内の野良犬について去年から市に苦情を出しているものの、対応が進んでいないといいます。
先生と生徒が、勝手に解説

諸君、ドヤ塾の時間じゃ。今日はインド南部、ケーララ州の犬の話じゃ。

犬!かわいい話ですか?

かわいいだけでは済まん話じゃ。エルナクラム県が、1世帯で飼える犬を2〜3匹に制限しようとしておる。

犬の数に上限!日本だと考えたこともないですね。

県の議会の議長いわく「今の状況では、1軒で3匹より多く飼うのは無理がある」とのことじゃ。

なんでそこまでするんですか?

野良犬が問題になっておってな。最近も近くの町で、野良犬に10人がかまれる騒ぎがあった。

それは笑えないですね…。でも、飼い犬の数と野良犬って関係あるんですか?

そこがミソじゃ。地元の市の担当者によると、病気になった飼い犬を道に置き去りにする人が、はっきり増えておるそうじゃ。

かわいがるのは元気なうちだけ、ってことですか。

身もふたもないが、そういう人もおるということじゃな。じゃから、飼い犬の登録を徹底して、マイクロチップで追跡できるようにする案も出ておる。

犬にマイクロチップ。捨てたら飼い主がすぐ分かるわけですね。

そのとおりじゃ。ほかにも、野良犬の不妊手術やワクチン、えさやり場や保護施設づくり、ブリーダーの免許制まで、まとめて進めるつもりらしい。

数を制限するだけじゃなくて、いろいろセットなんですね。

うむ。ある大学では、夜に構内に来た先生が何匹もの野良犬に囲まれたそうじゃ。去年から市に訴えておるのに、まだ何も変わっておらんという。

「去年から言ってるのに何もしてくれない」。それ、世界中の役所で聞くセリフですね。

役所の「検討します」は、世界共通語じゃからのう。

でも先生、1世帯3匹って、うさぎは何匹まで飼えるんですか?

ワシを数に入れるでない!…日本でも、飼えなくなったペットを手放す話は聞くじゃろ。飼う側の責任は、どこの国でも同じ問題じゃな。

ぼくも、ドヤ塾に置き去りにされないように気をつけます。

置き去りにされとるのは、生徒が来ないワシの方じゃ。…さて、今日のまとめじゃ。
ここだけ覚えて帰ろう
- 1
エルナクラム県が、1世帯の飼い犬を2〜3匹に制限することを検討中。
- 2
飼い犬の登録やマイクロチップで、置き去りを防ぐ案も出ている。
- 3
背景には野良犬の増加と、犬にかまれる被害がある。
- パンチャーヤト
- インドの地方自治の仕組み。県(ディストリクト)や村ごとに議会がある。


