ノルウェーで車を壊した後に保険を手厚く変更、翌日請求した男が起訴
ノルウェー北部で、車を事故で壊した直後に手厚い保険へ変更し、翌日約130万円を請求した男が起訴されました。小細工はあっさり見抜かれ、保険金も支払われませんでした。
元のニュース:NRK(ノルウェー公共放送)(2026年10月26日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
北欧ノルウェー北部のヌールラン県で、車をこわしたあとに保険の内容を手あつく変え、保険金をだまし取ろうとした男が起訴されました。
起訴された20代の男性は2024年9月、車を運転中に道路から落ちる事故をおこし、車をきずつけてしまいました。
男性は自動車保険に入っていたものの、自分の車を直すお金までは出ない契約でした。
そこで事故のあと、あわてて保険会社へ連絡し、自分の事故もカバーされる「フル車両保険」へと契約を変えたのです。
さらに変更の翌日、平気な顔で車のキズを報告し、9万3000クローネ(約130万円)の保険金を請求しました。
しかし、契約を変えた直後に届いた都合のよすぎる請求を、保険会社は見のがしませんでした。
伝えられた内容が事実とちがうとうたがった保険会社は、保険金の支払いを拒否したのです。
ノルウェーの公共放送NRKによると、男性は保険金を受け取れなかったばかりか、保険詐欺の罪で起訴されることになりました。
ドヤ塾、本日の授業

先生、車を壊した直後にあわてて保険を手厚くして、翌日に請求するって…そんな「火事が起きてから消火器を買いに行く」みたいな作戦、通るわけないじゃないですか!

通るわけがないのう! じゃが請求した額は9万3000クローネ、日本円で約130万円じゃ。自腹で払うには痛すぎる額で、目がくらんでしまったんじゃろう。

130万円は痛いですけど、そもそも自損事故って、普通の自動車保険じゃカバーされないんですか?

ノルウェーでは相手への賠償保険は義務じゃが、自分の車を直す「フル車両保険」は任意加入なんじゃよ。保険料を安く抑えようと、ケチっておったんじゃな。

節約したつもりが仇になったんですね。でも、契約を変えた「次の日」に130万円の請求を出したら、誰だって怪しいって気づきませんか?

そこが浅はかじゃな。近年は保険会社も不正請求を見抜くための調査態勢を強化しておるんじゃ。契約を変えた履歴と事故の形跡を照らし合わせれば、一発で見破られるわい。

タイムスタンプで一瞬ですよ! でも、バレても「保険金は払えません」で断られて終わりじゃないんですか? なんで起訴までされちゃうんですか?

断られて終わりなわけがなかろう! 保険金をだまし取るのは、ノルウェーでは罰金か最長2年の刑務所行き、悪質なら最長6年にもなる立派な犯罪なんじゃ。

ええっ、刑務所!? 130万円の修理代をケチって刑務所行きなんて、完全に本末転倒じゃないですか!

そうじゃ。あとから都合よく契約を書き換えて得をしようなど、大人の世界では通用せんのじゃよ。

先生もこの前、スマホを落として画面を割ったあと、お店の人に「最初からヒビが入ってました」って言おうとしてましたよね?

…コホン! あれは、画面の保護フィルムの初期不良を疑っただけじゃ! 詐欺など企んでおらんわい!

怪しい言い訳ですね。先生も起訴される前に、修理代は素直に払ったほうがいいですよ。

とっくに払ったわい! …おかげで今月は、画面だけでなくワシの懐まで大ヒビ割れじゃ。
ついでに知りたいノルウェー


- 首都
- オスロ
- 人口
- 約563万人
- 言葉
- サーミ語・ブークモールなど4言語
- お金
- ノルウェー・クローネ(1クローネ=約17円。2026年10月の目安)
- 時差
- 日本より8時間遅い(夏時間は除く)
- 1
ヌールラン県のボードーは、2024年に北極圏以北の都市として初めて欧州文化首都に選ばれました。
- 2
ヌールラン県のサルトストラウメン海峡には、世界最強クラスの潮の流れと巨大な渦潮が発生します。
- 3
ノルウェーは無数のフィヨルドや島を含めると海岸線が10万キロを超え、世界第2位の長さを誇ります。
- フル車両保険(kasko)(ふるしゃりょうほけん)
- ノルウェーの任意自動車保険。法律で義務付けられた賠償責任保険とは異なり、事故や転落などによる自身の車両の損害も幅広く補償する。
この記事の出典と参考資料
- NRK(ノルウェー公共放送)(2026年10月26日)
- Store norske leksikon(snl.no)
- Store norske leksikon(snl.no)
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