コモロで約7100万円の道路が開通直後にヒビ割れ、生セメントで穴埋め
インド洋の島国コモロで、約7100万円を投じたゴミ処理場への道路が開通しました。ところが数日で路面にひび割れが相次ぎ、生セメントで雑に穴埋めする姿に不安が広がっています。
元のニュース:Comores infos(コモロ)(2026年10月26日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
インド洋に浮かぶ島国コモロのアンジュアン島で、第2の都市ムツァムドゥに新しい舗装道路が完成しました。
増え続けるゴミを処分場へスムーズに運ぶため、国際機関の協力を受けて作られたものです。
2026年10月24日に開通式があり、みんなで完成を祝いました。
総工費は約7115万円(1億9764万5000コモロ・フラン)にのぼり、工期は予定の6か月を大きく超えて11か月かかっています。
ところが、開通した全長900メートルの路面には、すでにいくつものひび割れが発生していました。
割れ目の一部は生セメントを流し込んでふさがれており、耐久性を心配する声が相次いでいます。
現地メディアによると、多額の費用と時間をかけた舗装が、早くも崩れ始めている形です。
また、住民からは夜間の安全を守る街灯の設置を求める声が出ており、開通後に盗難が増えたとの訴えもあります。
島の知事は街灯の整備を約束したものの、詳しい日程は明らかにしていません。
現れたひび割れにどんな保証がされるのかも分からず、地元には不安が残されています。
ドヤ塾、本日の授業

先生、約7100万円もかけて開通式を祝ったばかりの道路が、たった数日でヒビ割れて生セメントで穴埋めって…どんな突貫工事ですか!?

驚くのはまだ早いぞ。その道路、全長わずか900メートル、幅6メートルしかないんじゃ。1メートルあたり約8万円近くかかっておる計算じゃよ。

900メートルって、ちょっとしたお散歩コースじゃないですか! 走れば3分で通り過ぎる距離に大金を注ぎ込んで、最初からひび割れって割に合わなさすぎますよ。

じゃがコモロにとっては極めて貴重なインフラなんじゃ。実はコモロ全土でも、舗装された道路はわずか673キロしか存在せんのじゃよ。

国じゅう合わせてもそれだけですか! じゃあ、今回の道路は島にとって本当に待ちに待った大事業だったんですね。

そうなんじゃ。資金を出したのは地球環境ファシリティという国際的な基金でな。ゴミ捨て場への運搬をスムーズにして、島の環境を守るための大事な一歩だったんじゃ。

国連機関まで入った国際プロジェクトなのに、どうしてそんなにお粗末な仕上がりなんですか?

本来は6か月で終わるはずが、開通まで倍近い11か月もかかっておる。島特有の資材不足や工事の遅れを焦るあまり、最後の仕上げを急ぎすぎたのかもしれんのう。

半年も締切を延ばしてもらったのに、提出直前に破れたレポートを修正液で塗り固めて『完成です!』って出したようなものですね。

…痛いところを突くのう。ひび割れの保証がどうなるかも決まっておらんらしく、施工会社への追及はこれからじゃ。

道ができただけでも大騒ぎなのに、住民の人たちは街灯がないせいで泥棒が増えたって困ってるんですよね?

うむ。ゴミ処理場へ続く道ができたのは良いが、夜は真っ暗で防犯対策が置き去りになっておる。知事は街灯の整備を約束したが、具体的な日程は言っておらん。

道路はヒビだらけ、夜は真っ暗って、便利になったんだか物騒になったんだか分かりませんよ…。

舗装を急ぐあまり安全を忘れるのは本末転倒じゃな。…まあワシも昔、壊れた机の脚をガムテープでぐるぐる巻きにして直したと言い張ったことがあるがの。

生セメントより雑じゃないですか! その机、次の日に崩れて先生の足の上に落ちてましたよね。

…コホン! 基礎工事の手抜きは、国家の道路でも個人の机でも高くつくという教訓じゃよ。
ついでに知りたいコモロ

- 首都
- モロニ
- 人口
- 約90万人
- 言葉
- アラビア語・フランス語・コモロ語
- お金
- コモロ・フラン(1フラン=約0.36円。2026年10月の目安)
- 時差
- 日本より6時間遅い(夏時間は除く)
- 1
ムツァムドゥ港はコモロで唯一、大型船が入れる深い港で、国の海の玄関口です。
- 2
コモロは香料の島として知られ、バニラやイランイラン精油が輸出の8割を占めます。
- 3
生きた化石と呼ばれる古代魚シーラカンスは、現在もコモロ近海でたびたび捕獲されます。
- 地球環境ファシリティ(GEF)(ちきゅうかんきょうふぁしりてぃ)
- 開発途上国の生物多様性の保全や地球温暖化対策などを支援するため、国際機関や各国政府が共同で出資して設立した国際環境基金。
この記事の出典と参考資料
- Comores infos(コモロ)(2026年10月26日)
- Wikipedia「アンジュアン島」(ja.wikipedia.org)
- Wikipedia「Fonds pour l'environnement mondial」(fr.wikipedia.org)
- Wikipedia「Transport in the Comoros」(en.wikipedia.org)
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