国は太陽光で「エネルギー転換」、キューバのパン屋は薪のかまどに逆戻り
深刻なエネルギー危機が続くキューバで、停電を乗り切るための苦肉の策が広がっています。国営のパン屋が燃料をディーゼルから薪に変えたり、おがくずを使うコンロが登場したりしています。
元のニュース:14ymedio(キューバのメディア)(2026年10月10日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
キューバ全体で毎日のように長い停電が続く中、エネルギー危機を乗り切るための苦肉の策が広がっています。
アルテミサ州サン・クリストバルの国営パン屋では、ディーゼル燃料の代わりに「マラブー」と呼ばれる木材を使っています。
作業員がオーブンの外で蒸気を出す炉を作り、ファンで中へ送り込む仕組みです。
ビジャ・クララ州のサンタ・クララでは、州の企業がおがくずと松の根を使うコンロを扱う店を開きました。
松の根は炭に火をつけやすくするためです。
公式メディアは、国の施設での太陽光発電の広がりを「エネルギー転換」の一部として紹介しています。
一方で、国営通信会社の基地局や、野球場での太陽光パネルの設置も進んでいます。
しかし、一部の地域では住民が自腹で1万ドルを集めて基地局のパネルを買わなければなりませんでした。
ビジャ・クララ州の野球場では球場の電気をまかなうパネルの取り付けが始まりましたが、10月14日の試合は夜ではなく午後2時開始です。
ドヤ塾、本日の授業

諸君、ドヤ塾の時間じゃ。今日はキューバのエネルギーの話じゃぞ。

エネルギーって、新しい発電所でもできたんですか?

いや、逆じゃ。キューバ全体で、毎日のように長い停電が続いておるんじゃ。

それは大変ですね。冷蔵庫の中身が全部ダメになりそう。

そこで、国営のパン屋が立ち上がったんじゃ。ディーゼル燃料の代わりに、マラブーという木材を使うかまどを外に作ったそうじゃ。

えっ、薪ですか?

そうじゃ。オーブンの外で蒸気を出す炉を作って、ファンで中へ送り込む工夫をしておる。

ディーゼルから薪って、それ、ただの時代逆行ですよね?

身もふたもない言い方じゃが、まあそうじゃ。別の町では、おがくずと松の根を使うコンロを置く店もできたそうじゃぞ。

でも先生、薪でパンを焼くって、ロマンがあっておいしそうです。じゅるり…

パン屋の管理者は「燃料事情がよくなったら元に戻す」と言っておる。小麦粉と砂糖も足りなくて、生産は限られたままなんじゃ。

ロマンじゃお腹はふくれませんね。

一方で、国は「エネルギー転換」として、通信会社の基地局などに太陽光パネルの設置を進めておるんじゃ。

おがくずのコンロの横で、太陽光パネルが光ってるんですか?

隣に並んではおらんが、同じ国で同時に進んでおる話じゃ。野球場にも太陽光パネルがつくそうじゃ。

わかった、夜の試合のライト用ですね!

いや、ライトだけではなく、球場の電気全体をまかなうパネルじゃ。それに10月14日の試合は、夜ではなく午後2時開始じゃ。

午後2時って、ライトがなくても、お日さまだけで野球できる時間じゃないですか。

…コホン。まあ、国は太陽光を「エネルギー転換」と紹介し、パン屋は薪に戻っておる。「公式発表の建前」と「現場の泥臭さ」が同じ国で並んでおるんじゃよ。

うちの会社で「最新のAIを導入しました!」って言いながら、承認はんこを順番に回してるのと同じですね。

おぬしの会社はいつも楽しそうじゃのう。…さて、今日のまとめじゃ。
ここだけ覚えて帰ろう
- 1
キューバ全体で、毎日のように長い停電が続いている。
- 2
国営パン屋が、ディーゼル燃料の代わりに薪を使うかまどを作った。
- 3
公式メディアは、国の施設の太陽光発電を「エネルギー転換」と紹介している。
- マラブー
- 木材(燃料)の一種。



