「その騎士の証書、無効です」バチカンが認める騎士団は7つだけ
中世のロマンを感じる「騎士団」について、バチカンがわざわざ公式発表を行いました。「うちが認める騎士団は7つだけで、それ以外の証書には何の価値もない」という念押しです。
元のニュース:Vatican News(バチカンのメディア)(2026年10月10日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
ローマ教皇庁の国務省は10月10日、教皇庁が認める騎士団は7つだけであると念押しする文書を発表しました。
聖人の名前や聖なる言葉を冠した「騎士団」についての問い合わせが数多く寄せられたため、誤解を解くために出したとしています。
教皇庁が「騎士団」として認めているのは、教会への功績を称える自前の5つ(キリスト最高勲章など)と、ほかに認め、守っている2つの騎士団の合わせて7つのみです。
その2つとは「マルタ騎士団」と「エルサレム聖墳墓騎士団」です。
新しく作られたものや、中世の流れをくむと主張するものなど、それ以外の騎士団は一切認められていません。
文書では「認められていない団体が出した騎士の証書や記章には、何の価値も認めない」と強く打ち出しています。
また、非公認の団体が教会や礼拝堂を「叙任式」と称する儀式に使うこともふさわしくないとし、善意の人々が不正な証書の被害に遭うのを防ぐための措置だと説明しています。
ドヤ塾、本日の授業

諸君、ドヤ塾の時間じゃ。今日はバチカンから、中世のロマンあふれる騎士団の話じゃ。

21世紀に騎士団ですか。鎧で満員電車に乗ったら、ガシャガシャうるさくて大迷惑ですよ。

鎧で電車に乗る騎士はおらん。現代の騎士団は、教会への功績に対して教皇庁から授けられる栄誉のことじゃ。

なるほど。つまり、名刺の肩書きに『騎士』って1行増えるやつですね。

言い方は軽いが、名誉なのは確かじゃ。10月10日、その騎士団についてバチカンの国務省がわざわざ公式な文書を出したんじゃ。

新しい騎士団でもできたんですか?

逆じゃ。「うちが認めている騎士団は7つだけ。それ以外の騎士の証書には何の価値もない」と念押ししたんじゃ。

えっ、認められていない騎士団もあるってことですか?

うむ。「聖〇〇騎士団」のような、聖なる名前をつけた騎士団についての問い合わせがたくさん来たらしい。

名刺に「聖〇〇騎士団」って1行あったら、ぼく、両手で受け取って90度おじぎしちゃいます。

おぬしは肩書きに弱いのう。よいか、教皇庁が認めているのは、自前の『大グレゴリオ勲章』など5つと、ほかに認め、守っている2つの計7つだけじゃ。

そのほかの2つって何ですか?

マルタ騎士団と、エルサレム聖墳墓騎士団のことじゃ。

つまり、その7つ以外は公認でないってことですね。

そうじゃ。文書では「非公認の団体が出した騎士の証書や記章には何の価値も認めない」と、バッサリ斬り捨てておる。

まるで、SNSの公式マークみたいな話ですね。「青いチェックがついてない騎士は偽物です」って。

身もふたもない言い方じゃが、当たらずとも遠からずじゃ。教会を『叙任式』に使うこともふさわしくないと言っておる。

教会を勝手にイベント会場にしちゃダメですよね。

善意の人が、不正な証書で被害を受けるのを防ぐためだそうじゃ。

大人の世界は、中世のロマンより公認のハンコが大事なんですね。

そういうことじゃ。「権威」というものは、数が少ないからこそ価値があるんじゃよ。うちの塾の『特待生』の称号と同じじゃな。

先生、うちの塾、生徒がぼく1人しかいないから称号の意味ないですよ。

…コホン。痛いところを突くのう。さて、今日のまとめじゃ。
ここだけ覚えて帰ろう
- 1
バチカンが、認める騎士団は自前の5つとほかに認める2つの計7つだけと発表。
- 2
聖人の名前を冠した「非公認の騎士団」についての問い合わせが数多く寄せられたため。
- 3
「非公認の騎士の証書や記章には何の価値もない」と念押ししている。
- 国務省(こくむしょう)
- バチカンの役所の一つ。ローマ教皇の仕事を最も近くで助ける。


