人口の伸びが鈍るネパール、産休を6か月に大幅延長する法案
「人口が多い」というイメージが強いネパールで、産休を6か月に延ばす法案が出されました。実は今、人口の伸びが急ブレーキをかけており、政府が「もっと赤ちゃんを」と焦り始めているのです。
元のニュース:OnlineKhabar(ネパールのメディア)(2026年10月10日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
ネパール政府は、有給の産休を現在の98日から6か月に、父親の育休を15日から42日に延長する準備を進めています。
この内容を盛り込んだ「安全な母性と生殖に関する権利法」の改正案が下院に提出されました。
政府機関、NGO、民間企業で働く人が対象になります。
この動きの背景には、ネパールの急速な少子化への焦りがあります。
2021年の国勢調査では、人口増加率が0.92%となり、80年ぶりに1%を下回りました。
34の郡と319の地方自治体で人口がマイナスに転じており、一部の自治体では子どもを持つことを後押しする奨励金も出始めています。
実はネパールは1960年代から3つの10年間にわたり、「子だくさんは遅れている印、少人数の家族は発展と豊かさの印」として、出生率を下げる政策を進めていました。
社会学者は、結婚が遅くなったり子どもを持たない人が増えたりする中で、休暇を延ばすだけでは変えにくいと指摘しています。
ドヤ塾、本日の授業

諸君、ドヤ塾の時間じゃ。今日はネパールから、赤ちゃんをめぐるニュースじゃ。

ネパールって、大家族で子どもがたくさんいるイメージがあります。

ワシもそう思っておった。じゃが政府が今、有給の産休を6か月に延ばす準備をしておるんじゃ。

6か月ですか!それは長くて助かりますね。

父親の休みも、今の15日から42日に延ばす法案が下院に出されたそうじゃ。

ネパールの会社員、うらやましいです。じゅるり…

休みでよだれを垂らすでない。この法案の裏には、ネパールの焦りがあるんじゃよ。

焦りって、どういうことですか?

実はネパール、人口の伸びが鈍っておってな。2021年の国勢調査では、80年ぶりに人口増加率が1%を下回ったんじゃ。

えっ、人口が減り始めてるんですか?

国全体ではまだ増えておるが、一部の自治体ではすでにマイナスじゃ。だから国や自治体が「もっと赤ちゃんを」と必死になっておる。

でも、なんで急に子どもが減ったんですか?

実は1960年代から30年間、政府は「子だくさんは遅れている」と、出生率を下げる政策を進めていたんじゃ。

えーっ!昔は「減らそう」で、今は「増やそう」なんですね。

時代が変われば、言うことも変わるもんじゃ。ワシの塾も「少人数制」を売りにしておったら、生徒が本当に1人になってしもうた。

それは売りじゃなくて、ただの不人気です。

…コホン。ただ専門家は、結婚が遅くなったり子どもを持たない人が増えたりしているから「休みを延ばすだけでは変えにくい」と言っておる。

日本でもよく聞く話ですね。休みの制度だけ立派で、いざ取ろうとすると上司が遠い目をする会社とか。

…コホン。休みが増えるのは良いことじゃが、それだけで解決するほど単純ではないということじゃな。

先生の塾も「もっと生徒を」って、法案を出してみたらどうですか?

法案で生徒が増えるなら、とっくに出しとるわい。…さて、今日のまとめじゃ。
ここだけ覚えて帰ろう
- 1
ネパール政府が、有給の産休を6か月に延ばす準備をしている。
- 2
父親の育休も42日に延ばす法案が、下院に出された。
- 3
かつては「子どもを減らす」政策だったが、今は人口の伸びが鈍り焦っている。


