ポルトガルの海沿いの道に通行料? 市長「住民は払わないことに」
ポルトガルのカスカイス市長が、リスボンへ続く海沿いの道路で通行料を取れるかもしれないと認めました。何も決まっていないのに、地元の住民は払わないことだけは言い切っています。
元のニュース:Observador(ポルトガルの媒体)(2026年10月7日・外部サイト)


まずは、ざっくりニュース
リスボンの西の海沿いの町、カスカイスのヌノ・ピテイラ・ロペス市長が10月7日(水曜日)、テレビ局TVI/CNNの取材に答えました。
市長は、海沿いの国道6号線「マルジナル」で、通行料を取れるようになるかもしれないと認めました。
導入は決まっておらず、住民はもちろん払わないことになるとも説明しています。
マルジナルについての発表ではありませんが、政府は2025年、国道の市街地の部分を市町村が管理しやすくする法令の改正を発表しました。
市長は、市がマルジナルの管理を引き受けることで、通行料を取る可能性が開けると話しています。
市は、パレデの出口のロータリーや、レーダーと監視カメラなど、道路の改良が必要だとしています。
通行料は、その費用をまかなう案の一つです。
この案は、カスカイスの中でも意見が一致していません。
市長は、車に頼るのを減らし、鉄道に力を入れることも大事だと強調しました。
市長によると、カスカイス線には数十年なかった規模の投資があり、新しい列車の到着もこれからです。
インフラ大臣が運営の民営化の可能性に向けた入札を発表したとも話し、列車に移る人を増やせると考えています。
ドヤ塾、本日の授業

諸君、ドヤ塾の時間じゃ。今日はポルトガルのカスカイス。リスボンの西で、大西洋に面した海沿いの町じゃ。

海沿いの町ですか。それだけでうらやましいです。じゅるり…

よだれを拭くんじゃ。リスボンとカスカイスを結ぶ海沿いの道路「マルジナル」で、通行料を取れるようになるかもしれん、と市長が認めたんじゃ。

「かもしれない」ってことは、まだ決まってないんですね。

そうじゃ。10月7日(水曜日)にテレビの取材で話したことで、決まったことは何もない。ただ、住民はもちろん払わないことになる、とも話しておる。

えっ、取るかどうかもわからないのに、タダの人にだけ先に「もちろん」が付いてるんですか?

大人の世界ではな、お金の話は『誰が払わんか』から先に考えるものなんじゃ。

うちの会社の飲み会と同じです。会費は未定なのに、「部長はもちろんタダ」だけ先に決まるんです。

…生々しいのう。じゃが筋は見える。もし通行料ができたら、住民以外の車が払う話になりそうじゃ。

つまり、もし実現したら、よその人のお金で町の道を直すってことですか。

身もふたもない言い方じゃが、まあそうなりそうじゃ。通行料は、この国道6号線の工事のお金をまかなう方法の一つとして出てきた話なんじゃ。

よその人のお金で町をよくする…。それ、日本のふるさと納税で、毎年みんなでやってることじゃないですか。

…コホン。日本はお礼に肉やカニまで付けるからのう。こっちは、もし実現しても、お礼はロータリーとレーダーじゃ。

ロータリーとレーダー? どんな工事が必要なんですか。

市は、道路の改良が必要だと言っておる。パレデの出口にロータリーを造ること、レーダーと監視カメラを付けることなどじゃ。

海沿いのドライブに、レーダーと監視カメラ…。もし通行料ができたら、お金を払って見張られに行くんですか。

道路の上では、見張られるのもサービスのうちじゃ。ワシの若いころはのう、海沿いの道を…

先生、その話は長いのでまた今度で。そもそも国道なのに、なんで市がお金を取れるんですか?

よいか、ポルトガル政府は2025年、国道のうち市街地の部分を、市町村が引き受けて管理しやすくする法令の改正を発表しておる。

汗が出てきました。国の道を、市が預かりやすくなった、でいいですか。

それでよい。マルジナルについての発表ではないがのう。市長は、市がこの道の管理を引き受けることで、通行料を取る可能性が開けると話しておる。

国の道を預かったら、料金所まで付いてくるかもしれない…。お下がりの服のポケットに、財布が入ってたみたいな話ですね。

これはどこの国にも言える一般論じゃがな、役所というものは、仕事が1つ増えると、お金の出どころも1つ探したくなるもんじゃ。日本も含めてな。

でも住民は払わないって話なら、カスカイスではみんな賛成ですよね。

それがのう、通行料ありきの案は、カスカイスでは意見が一致しておらんのじゃ。

えっ、意見が一致してないんですか!「もちろん」が付いても、まとまらないんですね。

…コホン。しかも市長は、この地域で車に頼るのを減らして、鉄道に力を入れることも大事だと言っておる。

道の話をしてたのに、電車の話になりました。先生の話のズレ方に似てきましたね。

ズレておらん! 市長によると、カスカイス線という鉄道には、ここ何十年もなかった規模の投資があって、新しい列車の到着もこれからなんじゃ。

市長は、インフラ大臣が運営の民営化の可能性に向けた入札を発表したとも話し、車から列車に移る人をもっと増やせると信じておるんじゃ。

先生、ドヤ塾も「塾生はもちろんタダ、見学の人だけ有料」にしましょうよ。

塾生はおぬし1人、見学の人は0人じゃ。それでは、にんじん1本も入ってこんわい。…さて、今日のまとめじゃ。
ここだけ覚えて帰ろう
- 1
カスカイス市長が、海沿いの国道マルジナルで通行料を取る可能性を認めた。
- 2
決まったことは何もないが、市長はカスカイスの住民は払わないと説明。
- 3
市長は、車に頼るのを減らし、鉄道に力を入れることも大事だと話した。
- マルジナル
- ポルトガルの首都リスボンと、海沿いの町カスカイスを結ぶ国道6号線(EN6)の呼び名。




