ケニアの砂丘でバギー観光が急成長。地域団体が上院に「ルールを」

ケニア沿岸の砂丘で、四輪バギーで走る観光ツアーが広がっています。地元の団体は、仕事は増えた一方で決まりがないとして、国の上院に規制づくりを求めました。

元のニュース:The Standard(ケニアの英語メディア)(2026年10月4日・外部サイト)

STEP 1

まずは、ざっくりニュース

ケニア沿岸のキリフィ郡で、地域団体「マリンディ進歩福祉協会(PWAM)」が国の上院に請願を出しました。

マンブリ・マガリニの砂丘で広がる四輪バギー(クワッドバイク)の観光に、早くルールをつくってほしいという内容です。

ケニアのメディアThe Standardが10月4日に伝えました。

団体によると、バギーのツアーは新しい観光や仕事、収入を生んでいます。

一方で、運営の基準や走ってよい区域、安全の決まり、監督の仕組みがはっきりしていません。

砂丘のある海岸は、馬やロバに乗る人、カイトサーファー、泳ぐ人、家族連れ、散歩の人も使う公共の場所です。

代表のキャサリン・ムトゥカ氏は、砂丘が傷めば景色も観光地の魅力も損なわれると心配しています。

団体はこれまでにも、観光規制庁(TRA)や国家環境管理庁(NEMA)に相談してきました。

今回は上院の委員会に、事業者の許可の扱いをはっきりさせるよう求めています。

あわせて、環境影響の調査や住民の参加、走行区域の指定と歩行者との分離、安全や保険、緊急対応の決まりも求めました。

目指すのは、商売と雇用を伸ばしながら砂丘も守るルールづくりです。

STEP 2

ドヤ塾、本日の授業

ドヤ先生
ドヤ先生

諸君、ドヤ塾の時間じゃ。今日はケニアの海辺、キリフィ郡の砂丘の話じゃ。

ポカン君
ポカン君

ケニアにも砂丘があるんですか。鳥取の専売特許かと思ってました。

ドヤ先生
ドヤ先生

世界は広いのじゃ。そこでいま、四輪バギーで砂丘を走るツアーが急に増えておる。

ポカン君
ポカン君

バギーで砂丘!じゅるり…ぼくも乗りたいです。

ドヤ先生
ドヤ先生

ワシも若いころは、砂漠をバギーでのう…

ポカン君
ポカン君

先生、その話は長いのでまた今度で。それで、何が問題なんですか?

ドヤ先生
ドヤ先生

地元のマリンディ進歩福祉協会という団体が、国の上院に、早くルールを作ってほしいと請願したんじゃ。

ポカン君
ポカン君

バギーに乗るな、ってことですか?

ドヤ先生
ドヤ先生

そこが大事じゃ。団体は、ツアーが観光や仕事、収入を生んだことは認めておる。そのうえで、決まりが追いついておらんと言うんじゃ。

ポカン君
ポカン君

つまり、お店は繁盛してるのに、信号も標識もまだない道路ってことですか。

ドヤ先生
ドヤ先生

身もふたもないが、まあそうじゃ。どこを走ってよいか、安全の決まり、誰が見張るか。それがはっきりせんのじゃ。

ポカン君
ポカン君

でも砂丘なら広いし、好きに走ってもよさそうですけど。

ドヤ先生
ドヤ先生

その海岸は、カイトサーファーも泳ぐ人も、馬やロバに乗る人も、家族連れや散歩の人まで、みんなで使う場所なんじゃ。

ポカン君
ポカン君

そこにバギーが混ざるんですか。ぼくなら砂に埋まって隠れます。

ドヤ先生
ドヤ先生

おぬしは砂と同じ色じゃから、案外なじむかもしれんのう。…それに砂丘は傷みやすい。荒れれば景色も観光地の魅力も損なわれると、団体は心配しておる。

ポカン君
ポカン君

稼ぎの元を、稼ぎながら削っちゃうってことですね。

ドヤ先生
ドヤ先生

…コホン。いいところに気づいたのう。じゃから団体は、観光規制庁や国家環境管理庁にも前から相談してきたんじゃ。

ポカン君
ポカン君

で、上院には何をお願いしたんですか?

ドヤ先生
ドヤ先生

走ってよい区域を決める。バギーと歩く人を分ける。安全や保険、緊急時の対応の決まりをつくる。そんなところじゃ。

ポカン君
ポカン君

保険まで。ずいぶん大人の注文ですね。

ドヤ先生
ドヤ先生

環境への影響を調べることと、地元の住民が管理に加わることも求めておる。

ポカン君
ポカン君

何か起きる前にルールを頼むなんて、先回りですね。日本だと、だいたい何か起きてから会議が始まりますよ。

ドヤ先生
ドヤ先生

しかも会議が終わる前に、次の何かが起きるのが日本流じゃ。…コホン。団体は、仕事を増やしながら砂丘も守れるルールを求めておるんじゃ。

ポカン君
ポカン君

稼ぐのも守るのも両方。欲張りだけど、まっとうですね。

ドヤ先生
ドヤ先生

両立こそ大人の知恵じゃ。ワシの塾も、生徒を増やしつつ質を守る方針じゃぞ。

ポカン君
ポカン君

先生、生徒はぼく1人です。質の前に、まず2人目を探してください。

ドヤ先生
ドヤ先生

…増えすぎの心配だけは、一生なさそうじゃな。さて、今日のまとめじゃ。

STEP 3

ここだけ覚えて帰ろう

  1. 1

    ケニア沿岸の砂丘で、四輪バギーで走る観光ツアーが急に広がっている。

  2. 2

    地元団体は、走る区域や安全の決まりがないとして、上院に規制を求めた。

  3. 3

    目指すのは、観光の仕事を伸ばしながら、砂丘と海岸の安全を守ること。

ことば解説
観光規制庁(TRA)(かんこうきせいちょう)
ケニアで観光の事業者の許可や、運営・安全の基準を扱う国の機関。