宿が10年で6割増。ポーランドの観光地で増えたものの正体
ポーランドの観光地ザコパネで、宿のベッド数がこの10年で6割増えました。ただ市によると、増えた分には「これまで届け出ていなかった宿」もかなり含まれているようです。
元のニュース:RMF24(ポーランドのラジオ局RMF FMのニュースサイト)(2026年10月5日・外部サイト)

まずは、ざっくりニュース
ポーランド南部の観光地ザコパネで、宿のベッド数が2016年の約2万9000から、2026年には4万8500以上に増えました。市のデータによると、10年で約60%の増加です。2026年に入ってからだけでも、個人の貸し部屋やアパートメント、コテージなどで3300以上増えています。
ただし市は、この数字がすべて新しい宿ではないと説明しています。これまで届け出ていなかった、いわゆる「グレーゾーン」の宿が、正式に登録し始めた分も含まれているからです。背景には、観光客が払う滞在税を電子で集める仕組みの導入や、民泊など短期の貸し出しについて全国の登録簿をつくる法改正の準備があります。
登録が増えたことで、市の収入も増えました。2026年1〜8月に観光客から集めた滞在税は416万1000ズウォティ(約1億7000万円)で、前の年の同じ時期より21万7000ズウォティ多くなっています。
先生と生徒が、勝手に解説

諸君、ドヤ塾の時間じゃ。今日はポーランドの観光地ザコパネの、宿の数の話じゃ。

宿の数…。先生、今日は寝ててもいいですか。

寝る前に聞け。この町の宿のベッド数は、10年で約2万9000から4万8500に増えた。6割増しじゃ。

6割!観光ブームってやつですね。

ポーランドでは、こういうのを「雨のあとのキノコのように現れる」と言うそうじゃ。

日本だと「雨後の筍」ですね。生えてくるものが国によって違うんだ。

ワシならにんじんにするがのう。…じゃが、話はここからじゃ。市によると、増えた分は全部が新しい宿ではないらしい。

え、じゃあ何が増えたんですか?

これまで届け出ずに営業しておった宿が、ちゃんと登録し始めたんじゃ。いわゆるグレーゾーンからの「デビュー」じゃな。

つまり、前からあったのに「なかったこと」になってた宿が、急に「ありました」と言い出したと。

身もふたもないが、そういうことじゃ。市の広報担当も「増えた分のすべてが新しい宿とは言えない」と認めておる。

なんで、みんな急に正直になったんですか?

理由はふたつじゃ。滞在税を電子で集める仕組みができて、手続きが楽になった。そして国が、民泊などの登録簿をつくる法改正を準備しておる。

「どうせそのうち見つかるなら、先に手を挙げとこう」ってやつですね。

人間、締め切りと監視には弱いものじゃ。どこの国でもな。

で、市はちゃっかり得をしておる。今年1〜8月の滞在税は416万1000ズウォティ。去年より21万7000ズウォティ増えたそうじゃ。

新しい宿を建てなくても、税収は増える。役所としては最高の展開ですね。

数字の上で宿が増え、税収も増える。行政の夢じゃよ。

ぼくも、確定申告の締め切り前だけは急に正直になります。

おぬしの正直は年に一度か。…さて、今日のまとめじゃ。
ここだけ覚えて帰ろう
- 1
ザコパネの宿のベッド数は、10年で約6割増えた。
- 2
ただし、届け出ていなかった宿が登録し始めた分も多い。
- 3
登録が進んだことで、市の滞在税の収入も増えている。
- 滞在税(オプワタ・ミエイスツォヴァ)
- ポーランドの観光地などで、宿泊する観光客から集める地方のお金。


